チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは８月２１日、来季２０２５年シーズンに開催日程に関して、開幕戦を２月２８日から３月２日にチャーン・インターナショナル・サーキットで開催すると発表。
タイＧＰが初めて開幕戦に指名されると同時に、２０２６年も当地でシーズンをスタートすることも発表した。
二輪車の販売台数及び普及率、保有台数において、最も重要な１ヶ国であるタイの北東部に位置するブリーラム県に建設されたサーキットは２０１８年に『MotoGP™』を初開催。開催１年目は２２.２万人、２０１９年の２年目は２２.６万人、２０２２年の３年目は１７.８万人、２０２３年の４年目は１７.９人の観客動員数を記録していた。
ゴンサク・ヨドマニ（タイ政府スポーツ庁長官）
「我々はシーズンの開幕戦であることに多くの利点があることを認識しています。これは世界クラスのスポーツイベントを活用して経済を刺激し、スポーツ観光政策に従って多額の収益を生み出す大きな機会となります。２０２５年シーズンを特にエキサイティングなものにする要因の１つは、チーム間のライダーの大幅な移動です。これは間違いなく、世界の『MotoGP™』ファンを魅了するでしょう。彼らはチャーン・インターナショナル・サーキットでトップライダーが新しいバイクに乗る姿を初めて見るのを心待ちにするからです。約４ヶ月間のオフシーズンを経て、このレースはチームの新たな力関係を披露する最初のレースとなります。」
「さらに、イベントの主催者であるドルナスポーツは、世界中のモータースポーツファンの認知度を高めるために、シーズン開幕戦を大々的に宣言する計画を立てています。これによって、タイＧＰの知名度が高まり、世界中の『MotoGP™』ファンにとって必ず訪れるべき場所としての地位が確立されます。」
「タイのスポーツ庁を代表して、ドルナスポーツに心から感謝を申し上げ、タイは２０２５年と２０２６年のシーズン開幕戦を開催するために、あらゆる面で完全に準備ができていることを保証します。」
カルメロ・エスペレータ（ドルナスポーツ最高経営責任者）
「２０２５年と２０２６年シーズンの開幕戦がブリーラムでのタイＧＰとなると発表できることを大変嬉しく思います。東南アジアは、このスポーツにとって、ファクトリーやパートナーにとっても、我々にとっても最も重要な市場の１つです。タイはその主導的な役割を果たしており、毎年ブリーラムで『MotoGP™』を楽しむ大勢の観客を見れば、その情熱は明らかです。２０２５年の最初のイベントでは、彼らが素晴らしい雰囲気を作り出してくれると確信しています。」
「ブリーラムがカレンダーに加わると、直ぐにお気に入りになりました。その理由は簡単に理解できます。ここは『MotoGP™』を楽しむのに素晴らしい場所であり、接戦と最高のパフォーマンスを披露するために作られたレイアウトは、昨シーズン、このトラックで楽しんだ素晴らしいショーによって証明されました。今年もシーズン後半戦に戻り、２０２５年に歴史に残るシーズンの開幕戦として戻って来ることを楽しみにしています。」
東南アジアでシーズンが始まるのは、１９９９年のマレーシアＧＰ以来４度目（過去３回はいずれもマレーシア）。開幕戦の日程は現時点で暫定的であり、２０２５年の開催日程は今シーズン後半に発表予定。
今年はシーズン１８戦目として１０月２５日から２７日に開催が予定されている。