プレスカンファレンス~「グッドなファイトになるだろう」

シーズン13戦目を前にマルティン、バグナイア、マルケス兄、バスティアニーニ、アコスタ、ディ・ジャンアントニオ、マルケス弟、オリベイラが共同記者会見に出席

第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPプレスカンファレンスは、9月5日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリのプレスカンファレンスルームで開催され、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン、総合2位フランチェスコ・バグナイア、総合3位マルク・マルケス、総合4位エネア・バスティアニーニ、総合5位ペドロ・アコスタ、総合9位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、総合10位アレックス・マルケス、総合13位ミゲール・オリベイラが出席。1週間前にモーターランド・アラゴンで開催された前戦アラゴンGPを振り返り、シーズン13戦目の期待と抱負を語った。

ホルヘ・マルティン

「昨年の結果(ポールポジションから連続優勝)の後、1年ぶりにミサノに戻れたことはナイスだけど、過去に結果はもう関係ない。今はレベルがかなり上がっているので、改善を続け、学び続けることが重要。自分は進歩していると感じる。どんどん良くなっているけど、他のライダーたちも同じだから非常に難しい。ここイタリアでは、沢山のトレーニングを積んでいるペッコ・バグナイアエネア・バスティアニーニにとってスーパーに良い週末になると思うけど、僕たちにとっても、ナイスなトラック。支配するのは難しいだろう。昨年の結果を再現することは難しいけど、ベストを尽くす。」

「昨年は最初のセッションから直ぐに良い感触があったけど、ペッコ・バグナイアマルコ・ベツェッキが怪我を負っていた。それがどれだけ彼らを妨げていたかは分からないけど、彼らが100%ではなかったことは確かで、それが有利となった。僕は強かった。バックストレート後の高速コーナーでスピードが足りなかったから、今年はもっと良くなれると良い。」

フランチェスコ・バグナイア

「最初に、前戦の決勝レース後のインタビューで僕が放った強い言葉について、アレックス・マルケスに謝りたい。 起きたことにものすごく腹を立てていた。テレメトリーを見て、僕の視点からすると、さらに酷いものだった。言葉が少し強すぎた。彼が意図的にクラッシュさせたとは言いたくなかったけど、表彰台を争っているときは、それが普通であるように、彼の弁護は少し攻撃的だった。僕には僕なりの考え方があり、このインシデントについては、今でも同じ考えだけど、確かに僕が放った言葉は少し度が過ぎたから、アレックスに謝った。体調は100%ではない。肩、鎖骨、首にかなりの痛みを感じる。準備を整えよう。僕のホームグランプリ。ここで観客の前でレースをすることは、いつも素晴らしい。毎年ここで100万キロを走っているので、どんな場合でも準備はできている。」

「怒っていたせいで、思ってもいないことを言ってしまうことがある。私の視点からは、そういうこと。彼は謝罪するために僕たちのオフィスに来てくれたけど、僕たちは異なる視点を持つ2人のライダーであり、お互いに敬意を払っている。そして、間違いなく、間違ったタイミングで同じ野心を抱いていた。」

マルク・マルケス

「確かに、今シーズンの目標はアラゴンで達成されたけど、今は仕事を続けるとき。仕事を続けるには、さらなる後押し、さらなる自信が必要。チームとバイクのおかげで、レースごとに何かを学び、何かを見つけ、より良い感触を得ている。レッドブルリンクと同じフィーリングでスタートしたい。良い感触があるので、それで十分。アラゴンは路面と夜の嵐のため、非常に特殊なコンディションだった。このグランプリでは、ここにいる3人がスーパーに速いと思うから、彼らに近づけるようにトライしよう。」

「バレンシアのテストで、自分の決断が正しかったと思った。それは進み続けて、変更するということ。20戦の間に遅かれ早かれ優勝の機会があるだろうと思っていた。幾つかのトラックで強さを発揮できることは分かっていた。このチャンピオンシップで最も難しいこと、それはつまり一貫性に取り組む必要がある。この点において、この2人は僕たちよりも優れているから、弱点を克服して、より早く走れる手段を見つけよう。」

エネア・バスティアニーニ

「シルバーストンを再現できるかどうか見てみよう。ミサノに戻って来たことが嬉しい。昨年は怪我で欠場した。戻る準備ができている。僕の町から近くし、ここでトレーニングを積んでいて、スピードが良い。お気に入りのサーキットの1つ。競争力はあると思うけど、ここにいる3人も競争力があるから、グッドなファイトになるだろう。シルバーストンでは金曜日から走れていて、とてもナイスだった。ここでも同じ感触を持ちたい。アラゴンは、新しいアスファルトが原因で最初から上手く行かなかったけど、ここでは違うことになるかもしれないから、どうなるか見てみよう。」

「沢山のレースが控えている。残りのシーズンに集中力を維持することが重要。カレンダーが好き。ミサノで2回も開催される。アジア遠征前の準備ができている。」

ペドロ・アコスタ

「アラゴンで再び競争力があったことが嬉しい。全体的に良い週末だったけど、ライバルたちがここで速いことは事実。昨年ブラッド・ビンダーダニエル・ペドロサが素晴らしいレースをしたから、最低でもアラゴンと同じくらいの競争力を目指そう。」

「ファクトリーチームへの移籍は間違いなく役に立つだろう。過去数ヶ月、僕たちが成し遂げた開発は素晴らしく、成し遂げたステップは遅かれ早かれ競争力となると思う。確かに、僕たちはライバルより一歩遅れているけど、これは時間の問題であり、遅かれ早かれ僕たちは最善を尽くす。僕たちのプロジェクトはまだ始まったばかりだということを忘れてはいけない。今後数ヶ月で、間違いなく、大きな一歩を踏み出すだろう。」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「素晴らしい週末だった。完走できるとは思っていなかったから。期待せずにアラゴンに到着して、走ることができ、後方からスタートして、何度も追い越しができたから、とても良いレースだった。ザクセンリンクの転倒による鎖骨の痛みと、オーストリアで痛めた左肩をコントロールしようとしているところ。現時点で体調は少し限界だけど、バイクは本当に良いので心配していない。2023年型は2024年型と少し差があるけど、ミサノでは良いレースができると思う。」

「昨日は盛大な夕食があり、エネルギーが本当に高まっている。誰もが良い週末にしようと強い意志を持っている。全力を尽くすことが重要。ミサノはいつも特別だけど、今年は今まで以上に特別。」

アレックス・マルケス

「大きなクラッシュの後は100%ではないかもしれない。回復は簡単ではないことも事実。月曜日は3時間ほど理学療法を受け、今日も2時間ほど受けた。日に日に良くなっている。今週末には100%に戻ると思う。ペッコ・バグナイアが謝ってくれたのは良かった。感謝している。僕自身、チーム、そしてライダーとしてのイメージに対して、ダメージがあったのは事実。そうは言っても、このチャプターをこれで終わりにしたい。アラゴンはとてもポジティブな週末だったから楽しみ。チームのホームグランプリ。重要な週末だから、最初から本当に集中する必要がある。」

ミゲール・オリベイラ

「最初に、現行のバイクの開発に注力している点が少し変わると思う。2年後に規則が変更されるにもかかわらず、ヤマハはトップに返り咲くのに、それほど長く待つつもりはない。2つのメーカーに所属したことで、自分の適応能力は高いと思う。2年前とは全く違う走り方をしているから、フィードバックを与え、物事をより早く進めることに役立つと思う。ヤマハは2つ目のファクトリーチームを持ち、プラマックのようなチームに加入することは、僕にとって大きなモチベーションであり、始めるのが待ちきれない。」

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