マルク・マルケスが故ファウスト・グレシーニに捧げる優勝

フランチェスコ・バグナイア2位、バイク交換を決断したホルヘ・マルティン15位

第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP決勝レース(周回数27ラップ)は、9月8日現地時間14時00分からミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われ、故ファウスト・グレシーニを称えるスペシャルカラーで登場した9番グリッドのマルク・マルケスが1ラップ目1.696秒差の7番手、4ラップ目3.312秒差の6番手、6ラップ目ギャップが5.333秒差に広がったが、雨脚が少し強くなった7ラップ目に2.026秒差の5番手に接近。

7ラップ目の最終コーナーでトップの座を奪い、20ラップ目にレースベストラップを刻み、2番手とのギャップを0.874秒差から1.265秒差に広げ、1週間前の前戦アラゴンGPに続き2戦連続の優勝。

所属するグレシーニファミリーに優勝を捧げ、ホンダ機で最後に優勝を挙げた2021年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来、当地で5勝目を挙げた。

フラッグ・トゥ・フラッグ

スタート前に小雨が降り始めた気温30度、路面温度30度のドライコンディション。ウオームアップラン中に白旗が提示され、レース中にバイク交換が許可され、タイヤの空気圧をリアルタイムで図るタイヤプレッシャーモニタリングシステムが解除された中、全員がフロント、リアともにスリックタイヤを装着。

ドゥカティ表彰台独占

ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアはスタートから1番手を走行。8ラップ目前にポジションを譲ったが、3.102秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、2戦ぶり10度目の表彰台を獲得し、8番グリッドのエネア・バスティアニーニは5.428秒差の3位に入り、今季7度目の表彰台。

ドゥカティはプレミアクラスで99勝目に到達し、第4戦スペインGPから10戦連続の表彰台独占を達成。

6番グリッドのブラッド・ビンダーは14.185秒差の4位。3番グリッドのマルコ・ベツェッキ、7番グリッドのアレックス・マルケス、10番グリッドのファビオ・クアルタラロ、12番グリッドのジャック・ミラー、14番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、15番グリッドのポル・エスパルガロがトップ10入り。

16番グリッドのヨハン・ザルコは12位。21番グリッドの中上貴晶は1分10秒717秒差の13位。

バイク交換

4番グリッドのホルヘ・マルティンは、フランチェスコ・バグナイアを追走した2番手走行中の7ラップ目の終わりにウェットタイヤを装着したバイク交換を決断したが、9ラップ目の終わりに再度ピットレーンに入って、再びバイクを乗り換えて1ラップ遅れの15位。

11番グリッドのマーベリック・ビニャーレス、13番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、19番グリッドのラウール・フェルナンデェス、20番グリッドのアレックス・リンスもバイクを2回交換。

5番グリッドのペドロ・アコスタは、2ラップ目に他車との接触でフロント左側のウィングを損失し、4番手走行中の4ラップ目14コーナーで転倒して最後尾に後退した後、バイクを2回交換して17位完走。

2番グリッドのフランコ・モルビデリは3番手走行中の7ラップ目1コーナーで転倒。17番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスも7ラップ目の16コーナーで転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは1ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアは26ポイント差から7ポイント差、総合3位マルク・マルケスは77ポイント差から53ポイント差、総合4位エネア・バスティアニーニは77ポイント差から62ポイント差に接近。総合5位ペドロ・アコスタは159ポイント差から160ポイント差にギャップが広がった。

オフィシャルテスト

プレミクラスはミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリに延滞して、シーズン最後となるオフィシャルテストを実施。2週間後に当地で開催される次戦エミリア・ロマーニャGPからの残り7戦と来季に向けた準備に取り組む。

RESULTS

 

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