チャンピオンシップのレジェンド、アンドレア・ドビツィオーソは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPとオフィシャルテストの際にモンスターエナジー・ヤマハに同行。
2日目午前のセッション、フリープラクティス2の際に国際中継のピットレーンインタビューに応え、8月20日と21日に当地で実施されたプライベートテストに関して言及。さらに、チャンピオンシップに関しても見解を語った。
プライベートテスト
「ミサノに戻って来られて嬉しい。数週間前にここでテストをし、『MotoGP™』のバイクに再び乗れてとても良い気分だった。バイクはユニーク。2年ぶりの試乗となったけど、あの硬さ、あのポテンシャルを再び感じられたことは本当にナイスだった。」
「ミサノの前にムジェロで(予備的な)テストをした。ここに来たときの感覚は普通だった。プッシュができ、ブレーキングの感覚も取り戻した。それがアグレッシブで速く走るやり方だから、良い感覚だった。ラップタイムはそれほど悪くなかった。それが最も重要。2年の間に多くのことが起こった。開発やタイヤなど、多くの理由でバイクはかなり速くなっているけど、たとえ1秒、1.5秒も遅くても、全てを感じることができたのはとても良い良かった。」
「ヤマハと良好な関係を持ち、ドゥカティに所属した経験からマックス・バルトリーニともとても良い関係がある。彼らと一緒に過ごせたのはとても良かった。彼らは奇妙な状況にあり、大きなギャップを挽回しなければいけない。時間を要するけど、全てを段階的に進める必要があり、競争相手が非常に、非常に強いことから詳細を理解する必要がある。」
将来のプロジェクト
「どうだろう。今は将来について話すのに適した時期ではない。ヤマハはプラマックとのセカンドチームを形成しているところで、(トップの座に)戻ろうとしているために多くのプレッシャーを受けている。多くのことが関わっている。より良い状況を作るために、多くの投資と努力を注いでいるところで、それは時間がかかり、段階的に進むことだから、今は将来について話す時期ではない。週末はずっとトラックで過ごすことができて、それはとてもナイスだった。」
チャンピオンシップ
「非常に興味深い。ペッコ・バグナイアはライバルたちに対して、まだ少しだけ有利だと思うけど、彼らは非常に強い。ホルヘ・マルティンは多くの才能を持つ。ペッコにとって、ミサノで2戦連続の開催となることは良い。彼にとってベストトラックの1つだと思う。彼の状況を見てみよう。」
マルク・マルケス
「彼が再びあれほどの競争力を発揮しているところを見るのは嬉しい。彼を嬉しく思う。あれほどの大きなクラッシュの後で相応しいこと。何年も本当に悪い状況を過ごしていた。精神的に非常に困難な状況だった。彼はとても強いと思う。」
ヤマハのプラン
モンスターエナジー・ヤマハのチームディレクター、マッシモ・メレガリは、オフィシャルテスト終了後、アンドレア・ドビツィオーソに関して、「我々は11月にヘレスでテストを計画しています。もしカル・クラッチローが走れない場合、そして、走る可能性は非常に低いですが、既にアンドレアに参加を要請しています。」
「テストの第一印象は大変、大変良かったです。大変良い仕事をしてくれました。プロジェクトに飛び込んでくれ、分析的で、ライダーというよりエンジニアのようでした」と高評価し、プライベートテストに再招集する意向を明かした。