プレスカンファレンス~「シーズンのこの時期が大好き」

シーズン14戦目を前にマルティン、バグナイア、マルケス兄、バスティアニーニ、ビンダー、ベツェッキ、クアルタラロ、ミラーが共同記者会見に出席

第14戦エミリア・ロマーニャGPプレスカンファレンスは、9月19日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリのプレスカンファレンスルームで開催され、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン、総合2位フランチェスコ・バグナイア、総合3位マルク・マルケス、総合4位エネア・バスティアニーニ、総合5位ブラッド・ビンダー、総合11位マルコ・ベツェッキ、総合14位ファビオ・クアルタラロ、総合15位ジャック・ミラーが出席。

2週間前に当地で開催された前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを振り返り、シーズン14戦目の期待と抱負を語った。

ホルヘ・マルティン

「最初に(MotoE™世界選手権に参戦経験があり、先日事故死した)ルカ・サルバドーリの家族と友人に哀悼の意を表したい。チャンピオンシップは確かにますます面白くなっている。少し有利になると、少しミスを犯してしまうようだ。ペッコ・バグナイアが近くにいるときは集中力が増す。間違った決断をしたと思うけど、あの瞬間は正しい決断だと思った。重要なのは、ミスから学ぶこと。全ては起こり得ることなので、将来に役立つと思う。」

「昨シーズンよりも良い立場で、ポイントのアドバンテージもある。昨シーズンのこの時期は、35~40ポイント差だったから、確かに状況は違うけど、それは重要ではない。重要なのは、常に速く、一貫性があり、幸せであること。僕は常に向上することを願い、自分自身を向上させ、学ぶことに努める。それが鍵になると思う。この3人は物凄く強い。勝つのは簡単ではないから、ベストを尽く。」

フランチェスコ・バグナイア

「2週間前にトライしたけど、どちらのレースもチャンスがなかった。ティソ・スプリントはホルヘ・マルティン、日曜日はマルク・マルケスが速すぎて、追い抜くチャンスを掴むのに苦労し、2位でフィニッシュするしかなかった。ホルヘがピットインするのを見たとき、多くのポイントを稼げることが分かり、勝つためにあらゆることを試したけど、マルクに勝つのは難しいと分かっていたからは、できるだけ多くのポイントを稼ごうとした。29ポイントは大きな収穫。アラゴンで起こったことは残念。大きな差を広げるチャンスがあったかもしれないけど、レースが楽しみ。ファンのためだけでなく、ホルヘが言ったように1週間前の出来事(ルカ・サルバドーリの事故死)のためにも楽しみ、週末を楽しんで、自分たちの仕事を最大限に活かしたい。」

「昨シーズンと比べると、この時点はベストコンディションでなかったから、身体的には良くなったと感じている。経験が重圧に耐えるモチベーションを与えてくれた。バレンシアで決まると思う。この先、僕が強く、ドゥカティ全員が強いトラックを訪れることから、結果次第だろう。だから、良い仕事をしようと努力する必要があり、簡単ではないけど、シーズンのこの時期が大好き。」

マルク・マルケス

「僕たちにとって最も重要なポイントの1つはプラクティス。同じトラックでもコンディションが異なり、気温が低いことから、トラックを理解することが役立つ。何ができるか見てみよう。日曜日は本当に良かった。特にレース後半は本当に快適で、自信が得た。月曜日のテストも同じ。同じように続けられるか見てみよう。」

「以前よりも良い走りをしている。特にレッドブルリンクで一歩前進した。まだ十分な進歩ではない。彼ら2人は僕よりも少し速く、幾つかの改善が必要だけど、僕にとって最も重要なことは、今年の目標を全て達成したこと。何かが起これば歓迎するけど、シンプルに楽しんで、シーズンの終わりまでこのレベルを維持し、2025年に向けて準備しよう。」

エネア・バスティアニーニ

「今週末は、先々週末と比べて気温が10度ほど低くなるから、違う週末になると思うけど、ライダーが同じだから同じかもしれない。素晴らしい週末となり、表彰台を狙える自信があるけど、もっと何かを求める。優勝も狙うけど、優勝するには、1列目、2列目に位置することが重要。月曜日のテストは良かったし、役立つ何かが見つかったと思う。」

「3人のプレッシャーがどうなのか分からない。表彰台を何度か獲得したけど、いつも何かが欠けている。タイトルを争うなら、常にトップに立たなければいけない。一歩前進する必要があるかもしれません。3人と比べてプレッシャーは少ないかもしれないけど、状況が変わるとは思わない。もっと表彰台を獲得したい。優勝を挙げたい。」

ブラッド・ビンダー

「正直に言うと、2週間前にここに来たときは、ちょっと変な木曜日だった。週末とテストを振り返る時間があり、前回ここに来たときよりも、ずっと良い状態で週末を迎えることができるから、どうやりくりするか楽しみ。上手く行けば、トップを目指して戦えるだろう。」

「テストで試したバイクは、今使用しているものとはかなり違っていて、細かい部分で調整が必要だけど、第一印象はポジティブ。KTMは大変良い仕事をしたと思う。豊富な知識と試したことがあり、できるだけ早くパッケージをまとめよう。」

マルコ・ベツェッキ

「前回は全体的に悪くない週末だった。ようやく良い予選ができた。タイムアタックでかなり苦戦していたから、結果には満足だけど、この問題はティソ・スプリントと決勝レースの序盤に大きな影響を及ぼしているから、今週末の目標は、この部分を改善し、序盤に前のライダーたちに近づき、最後まで戦うこと。」

「もちろん、もう一度表彰台に立ちたいです。チームを離れる前に少なくとも、もう一度表彰台に立ちたい。」

ファビオ・クアルタラロ

「最近はミサノで多くの日を過ごしている。ミサノ1の前にも、テストで2日間を過ごした。月曜日のテストはとてもポジティブだった。様々な手段で作業を進め、特にシャーシは少し改善されたようだ。金曜日に公式予選2に直接進むと、週末が完全に変わる。」

「(V4型エンジンでいつレースをするかは)全く知らない。ヤマハが取り組んでいることを知ってから長い時間が経過した。彼らは何ヶ月もかけて、全てをまとめようとしており、僕たちは新しい人材と新しい考え方を見てきた。仕事のやり方が良いと思うけど、数週間でそれを変えることはできない。今は仕事のやり方を見つけつつあると思うけど、過去3、4年はヨーロッパのメーカーからかなり離れており、追いつこうと努力している。ヤマハは本当に良い仕事をしていると思う。」

ジャック・ミラー

「ここにいることを嬉しく思う。メディアブリーフィングでも話したように、まだここでやり残したことがあると感じている。バットとボールを片付ける準備ができていなかった。この機会を与えてくれたパオロ・カンピノティとヤマハに感謝し、将来何が起こるか楽しみ。ファビオ・クアルタラロのコメントを聞くと、自信と興奮が大いに高まる。今年はまだやるべきことが沢山ある。短期間に多くのレースがある。シーズンで一番好きな時期が近づいている。シーズンのこの時期は本当に楽しい。」

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