モンスターエナジー・ヤマハのファビオ・クアルタラロは、2018年にキャリア初優勝、2019年にプレミアクラス初表彰台、2020年と2022年に優勝、2024年に10位と9位、10位と11位だったバルセロナ-カタルーニャ・サーキットに戻って来て、第15戦カタルーニャGPへの挑戦を開始。
初日のフリープラクティス1は18番手。プラクティスは最多27ラップを周回してトップタイムから0.461秒差の11番手。0.003秒差で公式予選2への直接進出を逃した後、「苦戦することは覚悟していた。午前中は今年最悪のセッションの1つ。午後は少し良くなったけど、残念ながらタイムアタック中に黄旗が2回も出てしまい、公式予選2を逃してしまった。それがなければ、チャンスは十分にあったと思う。」
「グリップが低いので、ペースがあまり良くない。ここから学ぼうとしている。最初のタイムアタック前、公式予選2は無理だと思っていたけど、好感触があった。明日はチャンスがあると思う」と手応えを得たことを説明。
さらに「月曜日に『V4』エンジンをテストする」と、第15戦カタルーニャGPの翌日に計画されているプライベートテストで来季に向けて開発中のエンジンを初めて試乗することを明かした。
ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターのパオロ・パヴェシオは、11日前の8月25日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催される第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPにテストライダーのアウグスト・フェルナンデェスをワイルドカードとして起用し、開発中のエンジン『V4』を初めて実戦に投入すると発表。
3ヶ月前の6月上旬には、当地でアウグスト・フェルナンデェスとアンドレア・ドビツィオーソがプライベートテストを実施していた。