『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』の第3戦インドネシア大会は、9月27日から29日に『MotoGP™』第15戦インドネシアGPの併催として、ペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、三谷然(みたにぜん)と荻原羚大(おぎわらりょうた)が優勝を挙げた。
レース1
気温29度、路面温度54度のドライコンディションの中、6人による優勝争いが繰り広げられ、積極的にレースをリードした2番グリッドの三谷然が優勝。今季4勝目を挙げれば、4番グリッドの池上聖竜(いけがみせいりゅう)は0.483秒差の2位に入り、今季2度目の表彰台を獲得。3番グリッドのファリス・ハフィ(マレーシア)は1.689秒差の3位を獲得。
ポールポジションの荻原羚大(おぎわらりょうた)は1.705秒差の4位でフィニッシュラインを通過したが、その直後、コースを横切って来た5番グリッドのキアンドラ・ラマディパ(インドネシア)と接触して転倒。トラック上を横転したが、無事に立ち上がり、3位だったキアンドラ・ラマディパには無責任な行為として6秒加算のペナルティが科せられて6位に降格となった。
レース2
気温28度、路面温度40度のドライコンディションの中、フォトフィニッシュまでもつれ込んだ5人の優勝争いは、荻原羚大が僅少さで制して今季初優勝。三谷然は0.016秒差の2位に入り、開幕戦カタール大会のオープニングレースから6レース連続してトップ2入りを達成。
レース1でショーカットによる3秒加算のペナルティが科せられて7位だった7番グリッドの髙平理智(たかひらりいち)は0.017秒差の3位。池上聖竜は0.110秒差の4位。11番グリッドの竹本倫太郎(たけもとりんたろう)はレース1で8位、レース2で10位だった。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーの三谷然は45ポイントを加算。総合3位髙平理智は30ポイント差から50ポイント差の2位に浮上。総合2位キアンドラ・ラマディパは24ポイント差から59ポイント差の3位に後退。総合6位荻原羚大は71ポイント差の4位に浮上した。
日本大会
次戦は来週末の10月4日から6日にモビリティリゾートもてぎで第4戦日本大会を開催。3週間後にチャーン・インターナショナル・サーキットで第5戦タイ大会が開催される。