ホルヘ・マルティンが優勝でリベンジを果たす

フランチェスコ・バグナイア3位、ファビオ・クアルタラロ7位、ヨハン・ザルコ9位、中上貴晶11位

第15戦インドネシアGP決勝レース(周回数27ラップ)は、9月29日現地時間15時00分からペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、ティソ・スプリントで転倒後にポイント圏外の10位だったが、ウォームアップ走行で週末2度目の1番時計を刻んだポールポジションのホルヘ・マルティンがホールショットを決め、1ラップ目からレースの主導権を握り、第2戦ポルトガルGP、第5戦フランスGPに続き、10戦ぶり3勝目。1年前の決勝レースで独走中に転倒、1日前のティソ・スプリントでトップ走行中に転倒したうっぷんを晴らした。

ドゥカティ勢に挑んだペドロ・アコスタ

気温29度、路面温度56度のドライコンディションの中、3番グリッドのペドロ・アコスタは3ラップ目2番手に浮上してホルヘ・マルティンを追走すると17ラップ目にはコンマ6秒差まで接近したが、1.404秒差の2位でフィニッシュして3戦ぶり4度目の表彰台を獲得。19番グリッドのブラッド・ビンダーは14.862秒差の8位。

フランチェスコ・バグナイア表彰台

4番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、スタートで6番手までポジションを落としたことが影響。前を走るドゥカティ勢を追い越せない状態が続いたが、22ラップ目にマルコ・ベツェッキ、23ラップ目にフランコ・モルビデリを抜いて3番手に浮上。トップ2には届かず、5.595秒差の3位に入り、2戦ぶり11度目の表彰台を獲得すれば、9番グリッドのフランコ・モルビデリは今季の最高位となる6.507秒差の4位。2番グリッドのマルコ・ベツェッキは3戦連続のトップ5入りとなる6.772秒差の5位。

アプリリア2人がトップ10入り

10番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは11.330秒差の6位。2戦連続のトップ6入りとなり、11番グリッドのラウール・フェルナンデェスは10位。

3戦連続の7位

6番グリッドのファビオ・クアルタラロは13.203秒差の7位。3戦連続4度目の今季最高位7位に進出すれば、15番グリッドのアレックス・リンスは33.633秒差の11位。

日本GP前に今季最高位

7番グリッドのヨハン・ザルコは15.151秒差の9位。今季の最高位、ホンダの今季最高位に進出すれば、18番グリッドの中上貴晶は27.696秒差の11位でゴールしたが、タイヤプレッシャーの違反により、16秒加算のペナルティが科せられ12位となった。

多重クラッシュ

スタート直後の3コーナーで16番グリッドのジャック・ミラーが転倒。アウト側に位置していた13番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、14番グリッドのアレックス・マルケス、17番グリッドのルカ・マリーニが巻き込まれたことから4人が転倒リタイア。20番グリッドのジョアン・ミルは、多重クラッシュを寸前で回避したことから最後尾の17番手に後退した後、14番手走行中の13ラップ目1コーナーで転倒。

5番グリッドのエネア・バスティアニーニは、17ラップ目3番手に浮上してトップ2を追走すると2.5秒差まで接近した直後の21ラップ目1コーナーで転倒。8番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、グリッド上で唯一リアにソフトタイヤを選択したが、7番手走行中の9ラップ目10コーナーで転倒。

技術的問題

12番グリッドのマルク・マルケスは、7番手走行中の12ラップ目に技術的問題が発生して失速するとバイクが炎上したことから、サービスロードでバイクを止めてリタイア。21番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、13番手を走行中の20ラップ目に技術問題が発生したことからリタイア。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは25ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアは12ポイント差から21ポイント差、総合3位エネア・バスティアニーニは50ポイント差から75ポイント差、総合4位マルク・マルケスは53ポイント差から78ポイント差にギャップが広がり、総合6位ペドロ・アコスタが5位に浮上。総合5位ブラッド・ビンダーは6位に後退した。

日本GP

来週末にモビリティリゾートもてぎ第16戦日本GPが開催。10月4日にフリープラクティスとプラクティス、5日に公式予選とティソ・スプリント、6日に決勝レースが催行される。

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