チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは『Road to MotoGP™』のプログラムとして、アジア地域とオセアニア地域におけるヤングライダーの発掘及び育成を目的に、2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』を開催。
出光興産の支援を受ける開催11年目のシーズン『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』の第4戦日本大会は、10月4日から6日に『MotoGP™』第16戦日本GPの併催として、モビリティリゾートもてぎで開催され、レース1、レース2とも地元日本勢が表彰台を独占した。
レース1
1ラップ目から日本勢3人による優勝争いが繰り広げられ、開幕戦カタール大会、第2戦マレーシア大会に続き、今季3度目のポールポジションからスタートした三谷然(みたにぜん)が今季5勝目。4番グリッドの荻原羚大(おぎわらりょうた)は0.026秒差の2位。7番グリッドの池上聖竜(いけがみせいりゅう)は0.078秒差の3位を獲得。
レース2
2ラップ目から前日のレース1を再現するように日本勢3人が優勝争いを展開し、池上聖竜がフィニッシュライン直前で逆転。参戦1年目の8レース目で初優勝を挙げれば、三谷然は0.026秒差の2位。開幕戦カタール大会のレース1から8レース連続のトップ2入りを達成し、荻原羚大は0.078秒差の3位に入り、今季4度目の表彰台を獲得。
10番グリッドのキアンドラ・ラマディパはレース1で4位、レース2で14位。16番グリッドの髙平理智(たかひらりいち)は5位と4位。17番グリッドの竹本倫太郎(たけもとりんたろう)は6位と8位だった。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーの三谷然は45ポイントを加算。総合3位髙平理智は2位に浮上したが、30ポイント差から71ポイント差にギャップが拡大。
総合4位荻原羚大は80ポイント差の3位、総合7位池上聖竜は75ポイント差の4位に浮上。総合2位キアンドラ・ラマディパは24ポイント差から89ポイント差の5位に後退。
残り2戦4レース100ポイントのタイトル争いにおいて、レース1が終了した時点で三谷然がライバルたちに85ポイント差以上、またはレース2が終了した時点で50ポイント差以上のアドバンテージを維持すれば、最終戦マレーシア大会を前にチャンピオンが決定する。
タイ大会
次戦は3週間後の10月25日から27日にチャーン・インターナショナル・サーキットで第5戦タイ大会を開催。翌週にはペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで最終戦マレーシア大会が催行される。