『JuniorGP™』~カルロス・カノがチャンピオンに輝く

レッドブル・ルーキーズ・カップ王者のアルバロ・カルペが史上3人目となる二冠達成に向けて大きく前進

FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、週末にモーターランド・アラゴンでシーズン6戦目、第6戦アラゴン大会を開催。『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』、『Stock European Championship(ストック欧州選手権)』のレースが行われた。

ジュニアGP™世界選手権

5週間前にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』の最終戦でタイトル獲得に成功したアルバロ・カルペ(スペイン)は、2番グリッドからライバルたちを引き離して優勝。今季3勝目、6レース連続の表彰台を獲得すれば、5番グリッドのマキシモ・キレス(スペイン)は1.722秒差の2位。今季3度目の表彰台を獲得し、7番グリッドのケーシー・オゴーマン(アイルランド)は1.845秒差の3位に入り、今季初めての表彰台。

日本勢の小田喜阿門は27番グリッドから18.121秒差の14位。今季4度目のポイント圏内に進出すれば、内海孝太郎は32番グリッドから31.451秒差の20位。上江洲葵要は予選を突破して25番グリッドから1分11秒234秒差の27位だった。

Alvaro Carpe, FIM JuniorGP™ World Championship 2024
Alvaro Carpe, FIM JuniorGP™ World Championship 2024

残り1戦2レース50ポイントのタイトル争いにおいて、ポイントリーダーのアルバロ・カルペは25ポイントを加算。総合2位アドリアン・クルセス(スペイン)は17位だったことからポイントを稼げず、19ポイント差から44ポイント差の総合4位に後退。

総合3位ヘスス・リオス(スペイン)は11位で5ポイントを追加させ、23ポイント差から43ポイント差に引き離されたが、総合2位に浮上。総合6位マキシモ・キレスは43ポイント差の総合3位に浮上。

総合7位から5位に浮上したグイド・ピニ(イタリア)、総合4位から6位に後退したマルコス・ウリアルテ(スペイン)、総合5位から7位に後退したアレッサンドロ・モロシ(イタリア)、総合8位を維持したコーマック・ブキャナン(ニュージランド)は、ポイントリーダーとのギャップが50ポイント差以上に広がったことからタイトル争いから脱落。

アルバロ・カルペは最終戦バレンシア大会でタイトルを獲得すれば、2年前のホセ・アントニオ・ルエダ、1年前のアンヘル・ピケラスに続き、史上3人目となるダブルチャンピオンとなる。

Moto2™欧州選手権

レース1は、ポールポジションのアルベルト・フェルナンデェス(スペイン)が僅少さで今季初優勝。レース2は、レース1で4位だった10番グリッドのロベルト・ガルシア(スペイン)が今季4勝目。

『Moto2™』へのレギュラー参戦を開始したダニエル・ムニョス(スペイン)は欠場。第17戦オーストラリアGPに負傷代役が予定されているハリソン・ヴォイト(オーストラリア)は14番グリッドから7位と8位。

日本勢の羽田太河は17番グリッドからリタイアと28.675秒差の12位。初参戦の保坂洋祐は最後尾23番グリッドから1分27秒027差の19位と1分18秒256差の18位だった。

残り1戦1レース25ポイントのタイトル争いにおいて、ポイントリーダーのロベルト・ガルシアは週末最多となる38ポイントを稼ぎ、参戦3年目での初タイトル獲得に向けて大きく前進。

5位と6位だった総合2位マッティア・カサデイ(イタリア)は、ギャップが2ポイント差から19ポイント差に拡大し、連続3位を獲得して総合4位から3位に浮上したアルベルト・スーラ(イタリア)は、ギャップが19ポイント差から25ポイント差に広がり、たとえポイント差を挽回したとしても、優勝数でタイトル争いから脱落した。

ヨーロピアン・タレント・カップ

前戦でポイントリーダーに飛び出したカルロス・カノ(スペイン)はポールポジションからレース1で今季6度目の表彰台となる3位、レース2で今季6度目となる優勝。総合2位マルコ・モレリ(アルゼンチン)が10番グリッドから2位と3位、連続表彰台を獲得したが、ギャップが25ポイント差から30ポイント差に拡大したことから、最終戦の1レースを残して、14歳のスペイン人ライダー、カルロス・カノが参戦1年目でチャンピオンに輝いた。

Carlos Cano, European Talent Cup 2024
Carlos Cano, European Talent Cup 2024

シーズン7戦目

最終戦バレンシア大会は、6週間後の11月24日にサーキット・リカルド・トルモで開催。『ジュニアGP™世界選手権』は2レース、『Moto2™欧州選手権』と『ヨーロピアン・タレント・カップ』、『ストック欧州選手権』は各1レースが実施される。

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