第17戦オーストラリアGPのティソ・スプリント(周回数13ラップ)は、10月19日現地時間15時00分からフィリップアイランド・サーキットで行われ、ポールポジションのホルヘ・マルティンがホールショットを決めてレースをリード。第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来4戦ぶり今季6勝目を挙げた。
Martinator masterclass in the Island 🦾@88jorgemartin wins his 6th #TissotSprint! 🥇#AustralianGP 🇦🇺 pic.twitter.com/ss3iYpdWXY
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 19, 2024
マルク・マルケス6人抜き
気温14度、路面温度26度のドライコンディションの中、2番グリッドのマルク・マルケスはスタート直後の1コーナーでデバイスを解除するミスを犯してワイドとなり、6人に抜かれて8番手まで後退したが、6人を抜いて1.520秒差の2位でゴールし第15戦インドネシアGPから3戦連続9度目の表彰台を獲得。
10番グリッドのエネア・バスティアニーニは、1ラップ目4番手に浮上して4.368秒差の3位に入り、第14戦エミリア・ロマーニャGPから4戦連続5度目の表彰台を獲得。
フランチェスコ・バグナイア4位
5番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、1ラップ目3番手、4ラップ目2番手に浮上したが、風対策の調整が裏目に出て、ホルヘ・マルティンを追走できず、8ラップ目にマルク・マルケスとエネア・バスティアニーニに抜かれ、6.879秒差の4位。5戦ぶりに表彰台を逃せば、7番グリッドのフランコ・モルビデリは5位。6番グリッドのラウール・フェルナンデェスは7位。
タイヤプレッシャー
12番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは5位でフィニッシュしたが、タイヤプレッシャーの違反により、8秒加算のペナルティが科せられて7位。20番グリッドのアレイシ・エスパルガロは8位まで挽回。
17番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは9位に入り、第4戦スペインGP以来13戦ぶり今季2度目のポイント圏内に入れば、13番グリッドのルカ・マリーニは今季の最高位となる21.194秒差の10位。19番グリッドのファビオ・クアルタラロは21.379秒差の11位。9番グリッドのアレックス・リンスは21.483秒差の12位。21番グリッドの中上貴晶は34.055秒差の14位。
7人がクラッシュ
3番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、5番手に浮上した直後の12ラップ目1コーナー手前で4番グリッドのマルコ・ベツェッキから追突を受ける形で2人が激しく転倒。時速300キロメートル超えの転倒だったが両者は意識を失うことはなく、ビニャーレスは左肘を強打。ベツェッキは精密検査を受けるために近郊の病院を訪れるため、自らの脚でヘリコプターに乗り込んだ。
8番グリッドのアレックス・マルケスは5ラップ目、11番グリッドのブラッド・ビンダーは12ラップ目、14番グリッドのヨハン・ザルコは5ラップ目、15番グリッドのペドロ・アコスタは11ラップ目、16番グリッドのジャック・ミラーは8ラップ目に転倒。アコスタは左肩を痛めたことから、明日のウォームアップ走行前にメディカルチェックを受ける。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは12ポイントを加算すれば、総合2位フランチェスコ・バグナイアは10ポイント差から16ポイント差にギャップが拡大した。
決勝レース
周回数27ラップの決勝レースは、10月20日現地時間14時00分スタート。
RESULTS