『Idemitsu Asia Talent Cup』~三谷然がタイトル獲得

鳥羽海渡、佐々木歩夢、西村硝、古里太陽に続き、日本人として5人目のチャンピオンに輝く

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは『Road to MotoGP™』のプログラムとして、アジア地域とオセアニア地域におけるヤングライダーの発掘及び育成を目的に、2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』を開催。

出光興産の支援を受ける開催11年目のシーズン『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』の第5戦タイ大会は、10月25日から27日に『MotoGP™』第18戦タイGPの併催として、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催され、ポイントリーダーの三谷然(みたにぜん)がタイトル獲得に成功。第10代目のチャンピオンに輝いた。

レース1

気温29度、路面温度39度のドライコンディションの中、4番グリッドのキアンドラ・ラマディパ(インドネシア)はフィニッシュラインまで繰り広げられた6人の優勝争いを制して、地元で開幕戦カタール大会レース2以来今季2勝目。

3番グリッドの髙平理智(たかひらりいち)は0.009秒差の2位。今季5度目の表彰台を獲得すれば、ポールポジションの荻原羚大(おぎわらりょうた)は0.118秒差の3位に入り、5度目の表彰台。2番グリッドの三谷然は0.167秒差の5位。今季初めてトップ2を逃した。

レース2

気温23度、路面温度26度のウェットコンディションの中、荻原羚大は1ラップ目からレースをリード。困難なコンディションにも関わらず、第3戦インドネシア大会レース2に続き今季2勝目を挙げれば、レース1で10位だった11番グリッドのアーチー・シュミット(オーストラリア)は1.110秒差の2位に入り、自己最高位を獲得。レース1で4位に進出した5番グリッドのキアティサック・シンハポン(タイ)は3.837秒差の3位に入り、初表彰台を獲得。

タイトル獲得に王手をかけた三谷然はコンディションをコントロールするように8.763秒差の4位。髙平理智は5位。10番グリッドの池上聖竜(いけがみせいりゅう)はレース1で9位、レース2で14位。14番グリッドの竹本倫太郎(たけもとりんたろう)は11位と9位だった。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーの三谷然は週末に24ポイントを加算。1戦を残してチャンピオンに輝き、総合3位荻原羚大は63ポイント差の2位に浮上。総合2位髙平理智は64ポイント差の3位に後退した。

マレーシア大会

次戦は来週末にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキット最終戦マレーシア大会が開催。

歴代チャンピオン

2014: 鳥羽海渡
2015: 佐々木歩夢
2016: ソムキアット・チャントラ(タイ)
2017: ジャン・オンジュ(トルコ)
2018: ビリー・ファン・エーデル(オーストラリア)
2019: 西村硝
2021: 古里太陽
2022: ハキム・ダニッシュ(マレーシア)
2023: ヴェーダ・エガ・プラタマ(インドネシア)

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