プルタミナ・エンデューロ・VR46・レーシング・チームは、11月11日にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催される今週末の最終戦ソリダリティGPにドゥカティのテストライダーを務めるミケーレ・ピロを代替として起用すると発表した。
昨年末に改訂された優遇措置の規則、コンセッションで『A』ランクに位置するドゥカティは、シーズンを通じて、ワイルドカードが許可されていないこともあり、38歳のイタリア人ライダーは昨年10月の第14戦日本GP以来今季初参戦、プレミアクラス69戦目、キャリア通算116戦目となり、今季はイタリア選手権で2年ぶりに8度目のタイトルを獲得。ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催されたスーパーバイク世界選手権の第4戦にワイルドカードとして参戦していた。
先週はヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトでプライベートテストを実行し、最終戦後のオフィシャルテストを視野に入れたテストプログラムに取り組んでいた。
前戦のマレーシアGPでは、今季のスーパーバイク世界選手権に参戦したアンドレア・イアンノーネを代役として起用。17番グリッドから19位と17位で完走を果たしていた。
終盤に2戦に欠場するファビオ・ディ・ジャンアントニオは、11月2日にイタリア・ローマ市内の病院で第11戦オーストリアGPのプラクティスで転倒した際に脱臼した左肩を手術。全治3ヶ月と診断され、2月5日から7日にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される来年最初のオフィシャルテストを目指して治療とリハビリに専念している。