『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、11月25日から27日にシルクイート・ド・エストリル、通称エストリル・サーキットで最終戦エストリル大会を開催。2レースが実施されたジュニアGP™世界選手権でアルバロ・カルペ(スペイン)がタイトルを獲得した。
ジュニアGP™世界選手権
『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』の最終戦でタイトル獲得に成功したポイントリーダーのアルバロ・カルペは、43ポイント差のアドバンテージを持ってレース1に挑戦。ポールポジションからトップグループ内で走行中の11ラップ目に他車との接触が原因で転倒。
43ポイント差の総合2位ヘスス・リオス(スペイン)は、公式予選での低速走行が原因で最後尾グリッド(32番グリッド)に降格するペナルティが科せられたが7位まで挽回。43ポイント差の総合3位マキシモ・キレス(スペイン)は、3番グリッドからトップグループで走行中にイン側から進入してきたヘスス・リオスと接触して転倒。44ポイント差の総合4位アドリアン・クルセス(スペイン)は6番グリッドから転倒。
この結果、ピットボックスで戦況を見守っていたアルバロ・カルペは、レース2を待たずにタイトル獲得が決まり、2年前のホセ・アントニオ・ルエダ、1年前のアンヘル・ピケラスに続き、史上3人目となるダブルチャンピオンに輝いた。
レース2は、マキシモ・キレスが10人による優勝争いを制して今季初優勝。参戦1年目に総合3位を獲得すれば、レース1で3勝目を挙げた総合5位グイド・ピニ(イタリア)は0.040秒差の2位に入り、7度目の表彰台を獲得。負傷が原因で3戦目からの参戦となったが、参戦1年目で総合2位に進出。
来季『Moto3™』の昇格が計画されているコーマック・ブキャナン(ニュージランド)はレース1で自己最高位の2位を獲得して総合8位から6位に浮上。ルケ・モードレー(南アフリカ)は総合16位。
日本勢は、小田喜阿門(おだきあもん)が13番グリッドから転倒後25位と今季最高位の11位。全12レース中5レースでポイント圏内に進出して総合23位。内海孝太郎(うちうみこうたろう)は28番グリッドから23位と21位。1レースでポイント圏内に入り総合31位。上江洲葵要(うえずあおい)は30番グリッドから26位は27位。ポイント圏内に進出できなかった。
Moto2™欧州選手権
ポイントリーダーのロベルト・ガルシア(スペイン)は、シーズンファイナルレースでトップ10入りを果たせば、タイトル獲得となる条件の下、5番グリッドから5位。参戦4年目でチャンピオンに輝いた。
レースはウナイ・オラードレ(スペイン)が2番グリッドから今季初優勝。総合3位アルベルト・スーラ(イタリア)は3番グリッドから2位に入り、総合2位を獲得すれば、総合2位マッティア・カサデイ(イタリア)は4番グリッドから3位に入り、総合3位に後退。前戦に続き2度目の参戦となった保坂洋祐(ほさかようすけ)は17番グリッドから1分29秒差の16位。
ヨーロピアン・タレント・カップ
前戦でタイトルを獲得したカルロス・カノ(スペイン)は5番グリッドから6位。来季ジュニアGP™世界選手権を飛び越えて『Moto3™』に昇格するバレンティン・ペローネは4番グリッドから初優勝を挙げた。
RESULTS