ホンダ・HRCは、2月1日にインドネシアの首都ジャカルタに位置する現地法人ホンダ・インドネシアでチーム発表会を開催。起用3年目のジョアン・ミルと起用2年目のルカ・マリーニがホンダ機『RC213V』のカラーリングを初披露した。
ジョアン・ミル
「このバイクの新しいカラーリングは素晴らしいと言わざるを得ない。新しいカラーはこれまで見てきたものとは異なり、力強くデザイン。レーシングスーツに袖を通すのが楽しみ。バイク、チーム、そして自分自身の改良に引き続き取り組みながら、明確な目標を持って、この新しいシーズンに臨む。冬が終わり、直ぐに2度のテストを行い、厳しいシーズンが始まるけど、直ぐにスピードを取り戻すことができるだろう。僕たちのエンジニアとカストロールの新しいパートナーがこの冬の間にどのように作業に取り組んできたのかを見るのが楽しみ。素晴らしいスタートが切れるように、プレシーズンテストでマシンを仕上げることに集中しよう。」
ルカ・マリーニ
「インドネシアのジャカルタに来て、この新しいカラーリングをお披露目できて本当に嬉しい。ここの人々はバイク、『MotoGP™』、そしてホンダに対して情熱を持つ。2024年シーズンから僕たちは多くのことを学び、より良い形でシーズンを終えることができ、改善を続けることが2025年シーズンの目標であり、このプロジェクトに関わる全員がどれだけ懸命に取り組んでいるのかを知っている。これからも全力を尽くして協力する。 昨年すでに進歩が見られたけど、今年もこの美しいカラーで同じことを成し遂げられると確信する。」
渡辺康治(ホンダ・レーシング代表取締役社長)
「HRCを代表して、カストロールをパートナーとして迎えることを大変嬉しく思い、歓迎します。HRCとカストロールはどちらも同じビジョンを共有し、テクノロジーと未来への取り組みに重点を置いています。我々は過去にも他のカテゴリーでも彼らと大きな成功を収めてきたことから、これは自然な流れでした。2025年のチャンピオンシップで成功するために全員が懸命に取り組んでいますが、我々は引き続き集中力を維持し、目の前の道を懸命に歩まなければなりません。ジョアン・ミルとルカ・マリーニという、この旅を前進させてくれる2人の強く才能のあるライダーを起用します。レースはホンダの根幹であり、今シーズンはさらなる成功を収めると確信しています。」
アルベルト・プーチ(チームマネージャー)
「新たなシーズンが到来しました。これまでのシーズンと同じように、明確な目標と、それを達成する計画を持って臨まなければなりません。ジョアン・ミルがダブルワールドチャンピオンとして、どのような能力を発揮できるのか理解しており、彼も今年の目標を理解しています。昨年はシーズンを通してルカ・マリーニの着実な成長が見られましたが、この傾向を継続する必要があり、飛躍してくれると信じています。我々『Honda HRC』としても、ライダーがパフォーマンスを発揮できるよう機材を提供するために努力を続けなければなりません。我々は、将来の成功を共に目指すこのプロジェクトにカストロールを迎え入れることを嬉しく思います。」
イギリスのオイルメーカーであるカストロールをパートナーとして迎え入れ、潤滑油、燃料、技術支援の提供が受けられることを発表し、ホンダのイメージカラーでもある赤、青、白が際立つトリコロールのマシンカラーリングを披露したホンダのファクトリーチーム、ホンダ・HRC・カストロールは、2月5日から7日にマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される今年最初のオフィシャルテストに参加。ジョアン・ミルとルカ・マリーニがプロトタイプマシン『RC213V』のテストプログラムに取り組む。