オフィシャルテスト～フランコ・モルビデリ１番手浮上

プレミアクラスは、２月６日に第２０戦マレーシアＧＰを開催するペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでオフィシャルテスト２日目を実施。フランコ・モルビデリが１番時計を刻み、２日間総合１番手に飛び出した。

ドゥカティ

初日５番手のフランコ・モルビデリは５７ラップを周回すると、１８ラップ目に昨年１１月の第１９戦マレーシアＧＰ公式予選２で刻んだ４番時計（１分５７秒２７９）を更新する１分５７秒２１０を記録。昨年は市販車を使用したトレーニングアクシデントが原因でプレシーズンのテストを欠場したが、今年は昨シーズン使用したドゥカティ機を継続騎乗して２日間連続の上位進出。

フランコ・モルビデリと共にチャンピオンマシンを駆ける初日３番手アレックス・マルケスは、５２ラップを周回しトップタイムから０.１３０秒差の３番手を維持。

初日１８番手フランチェスコ・バグナイアは１３ラップ目の最終コーナーで転倒を喫したが、４２ラップを周回して０.４４２秒差の５番手に浮上。

初日２番手マルク・マルケスは３３ラップ目の２コーナーで技術問題が発生、４６ラップ目の９コーナーで転倒を喫したこともあり、唯一タイムを更新できずに１.２３７秒差の１４番手に後退したが、初日のタイムで２日間の総合は５番手。

ドゥカティは、初日に左鎖骨を骨折したファビオ・ディ・ジャンアントニオの代役として、シェイクダウンテストに参加したテストライダーのミケーレ・ピロを起用し、テストプログラムを継続。

ヤマハ

初日１番手ファビオ・クアルタラロは、４７ラップを周回して０.１１４秒差の２番手。初日１４番手アレックス・リンスはセッションスタートと同時に走行を開始し６０ラップを周回して１２番手。テストライダーのアウグスト・フェルナンデェスはヤマハ機に慣れるために周回を重ねた。

ロングラン

初日１０番手ミゲール・オリベイラは、１７時前から連続１２ラップのロングランを実行。５５ラップを周回して０.７６１秒差の８番手に入れば、初日８番手ジャック・ミラーは１２時前から連続９ラップのロングランを実行。５４ラップを周回して０.７９５秒差の１０番手だった。

ホンダ

初日６番手ジョアン・ミルは５１ラップを周回して０.５８１秒差の６番手を維持。初日９番手ヨハン・ザルコは１２番手。初日１５番手ルカ・マリーニは１５番手。

ＫＴＭ

初日１１番手ペドロ・アコスタは２ラップ目の５コーナーで転倒を喫したが、４４ラップを周回して０.５９５秒差の７番手に浮上。初日１２番手ブラッド・ビンダーは０.９２２秒差の１１番手。ＫＴＭ機への乗り換え作業に専念する初日１３番手マーベリック・ビニャーレスと初日１９番手エネア・バスティアニーニは１６番手と１７番手。

アプリリア

初日１８番手マルコ・ベツェッキは６１ラップを周回し、５４ラップ目には昨年の予選で記録されたアプリリア機のベストタイム（１分５８秒０４６）を更新する１分５７秒９９５を刻んで９番手に浮上。初日に右手と左足を骨折したホルヘ・マルティンの代役としてテストライダーのロレンソォ・サバドーリを起用。

ルーキー

初日１６番手の小椋藍は１７時前からの連続１４ラップを含め６０ラップを周回して１.４０１秒差の１８番手。

初日３番手フェルミン・アルデグエは２６ラップを周回して０.３３５秒差の４番手。１２時前にテストを終了すれば、初日２１番手ソムキアット・チャントラは２日間連続の最多周回数となる６５ラップを周回して１.８２８秒差の２０番手。

明日は３日目、最終日。セッション終了後、１１チームは次回オフィシャルテストの開催地チャーン・インターナショナル・サーキットに移動。レギュラーライダーたちは２月９日に開催されるシーズンローチンのため、タイの首都バンコクに立ち寄る。

RESULTS

オフィシャルテスト２０２５
１日目 ファビオ・クアルタラロ: １分５７秒７９４
２日目 フランコ・モルビデリ: １分５７秒２１０

オールタイムラップレコード: １分５６秒３３７（２０２４）
ベストレースラップ: １分５８秒９７９（２０２３）
テストベストラップ: １分５６秒６８２（２０２４）