ホンダ・LCRは、2月8日にタイの首都バンコクでチーム発表会を開催。前日に地元ファンと一緒に市内をパレードした起用2年目のヨハン・ザルコと起用1年目のソムキアット・チャントラがホンダ機『RC213V』のカラーリングを初公開した。
ヨハン・ザルコ
「昨年のカラーリングと似ているけど、昨年からこのバイクに夢中になっていて、今も夢中だと言える。色がナイス。カッコイイ。今年はヘルメットにグリーンを加え、この組み合わせが気に入っている。ソムキアット・チャントラはとてもナイス。タイでシーズンが始まることで、ファンは盛り上がってくれるだろう。僕たちは幾つかの改善に取り組み、幾つかの措置を講じている。経験が状況をコントロールすることに役立っている。タイでトップ10を果たし、そこから成長したい。」
ソムキアット・チャントラ
「信じられない。夢が叶った。多くのファンやスポンサーが長年にわたって僕を応援してくれているので、ここにいることをとても嬉しく思う。最善を尽くし、全力を尽くしたい。ブリーラムのグランプリでファンに会えるのが楽しみ。開幕戦がどうなるか想像ができないけど、楽しまないと。」
ルーチョ・チェッキネロ(チームマネージャー)
「これほど沢山のファンがチーム発表会に来てくれるなんて信じられません。デビュー戦では多少のプレッシャーを受けることになりますが、ソムキアット・チャントラはすでにキャリアの中で多くの厳しいことを経験しました。タイ人であること、母国を離れて海外で挑戦すること、アジア・タレント・カップに参戦すること、イデミツ・ホンダ・チーム・アジアに所属することなど、彼は本当にこの機会に値し、我々は彼にこの機会を与えることを嬉しく思います。」
「我々はトップ10を争う準備が確実に整ったと手応えを感じており、目標はシーズン序盤にトップ5を争うことです。ホンダがバイクにもたらした進歩に、我々は大変満足しています。ヨハン・ザルコのパフォーマンスに大変に感銘を受けており、彼が我々に多くの満足を与えてくれることを願っています。経験豊富なライダーと若いライダーの両方を起用できることを嬉しく思います。経験者が結果を保証し、初心者が経験者と一緒に成長し学ぶことができることから、完璧な組み合わせです。」
2025年もカストロールと出光興産の支援を受け、グリーン、ホワイト、レッドを基調したヨハン・ザルコ車とレッド、ホワイト、ブラックを基調としたソムキアット・チャントラ車を発表したカストロール・ホンダ・LCRとイデミツ・ホンダ・LCRは、2月12日から13日にチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるプレシーズン3度目のオフィシャルテストに参加。3週間後に当地で開催する開幕戦タイGPに向けて準備に取り組む。