チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの1つであり、本田技研と出光興産の協力を得て、アジア地域及びオセアニア地域におけるライダーの発掘及び育成を目的に2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』は、2月21日から2日間のテストを実施する。
オフィシャルテスト
イデミツ・アジア・タレント・カップは、2022年から4年連続となる全6戦12レースを開催。2017年以来4度目の開幕戦に指名されたチャーン・インターナショナル・サーキットに2025年シーズンにレギュラー参戦する20名のヤングライダーたちが集結。ピレリタイアを装着したホンダ機に乗り込み、1週間後に控えたシーズンスタートに向けて準備に取り組む。
エントリーリスト
開催13年目は10ヶ国から20名を選出。日本とインドネシアから最多の各4名。タイは3名、マレーシアとオーストラリアは各2名、インド、フィリピン、ベトナム、中国、韓国から各1名。
継続は7名。2023年総合3位、2024年総合2位を獲得した荻原羚大(おぎわらりょうた)と2023年総合20位から2024年総合12位に浮上したサルタク・チャバン(インドネシア)は3年連続の参戦。
参戦1年目の2024年に総合5位を獲得した池上聖竜(いけがみせいりゅう)、総合9位アルフォンシ・ダギューガン(フィリピン)、総合11位アーチー・シュミット(オーストラリア)、総合13位リッキー・ヘンリー(オーストラリア)、総合14位タナチャット・プラタムトン(タイ)は継続。
新規参戦は13名。昨年10月末にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットのゴーカートで開催されたセレクションイベント、選考会で合格した松山遥希(まつやまはるき)をはじめ9名、リザーブから2名が選出され、第3戦インドネシア大会と第4戦日本大会でワイルドカード参戦したダビノ・ブリタニ(インドネシア)と飯高新吾(いいだかしんご)を招集した。
開催日程
全7戦中6戦は『MotoGP™』の併催。第3戦は最終戦と同じ会場となるペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで8月2日から2日間の単独開催。最終戦マレーシア大会前の10月21日から22日に来年の開催に向けて選考会が実施される。