開幕戦タイGPの公式予選は、3月1日現地時間10時50分からチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、プラクティスで2番手だったマルク・マルケスがフリープラクティス1に続き週末2度目のトップタイムをマーク。
2週間前に当地で開催されたオフィシャルテストで記録した総合1番時計のテストベストラップ(1分28秒855)を上回り、昨年10月に樹立されたオールタイムラップレコード(1分28秒700)に接近する1分28秒782を刻み、ティソ・スプリントと決勝レースで優勝を挙げた昨年の第12戦アラゴンGP以来ドゥカティ機で3度目、当地で初開催された2018年以来7年ぶり2度目、プレミアクラスで67度目、キャリア通算95度目のポールポジションを奪取した。
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ドゥカティ勢1列目独占
気温34度、路面温度50度のドライコンディションの中、プラクティスで1番手に進出したアレックス・マルケスは0.146秒差の2番手に入り、昨年11月の第19戦マレーシアGP以来の1列目に進出。
プラクティスで13番手だった後、フリープラクティス2で3番手まで挽回したフランチェスコ・バグナイアは、2023年11月の最終戦バレンシアGP以来となる公式予選1で1番手。公式予選2は昨年10月の第18戦タイGPから4戦連続のポールポジションを逃したが、0.173秒差の3番手に入り、1列目を確保。
プラクティスで13番手だったジャック・ミラーは、公式予選1で2番手。公式予選2はフランチェスコ・バグナイアを追走し、ヤマハ勢の予選最高位となる0.308秒差の4番手に進出。
小椋藍予選5番手
プラクティスで9番手に進出して公式予選2に直接進出した小椋藍は、フリープラクティス2で6番手だった後、初めての公式予選で0.352秒差の5番手に入り、アプリリア勢の予選最高位に進出。
プラクティスで5番手だったフランコ・モルビデリは、フリープラクティス2で1番手に進出した後に0.389秒差の6番手。プラクティスで3番手のペドロ・アコスタは0.538秒差の7番手。プラクティスで7番手のラウール・フェルナンデェスは8番手。
プラクティスで4番手に進出した後、フリープラクティス2で技術的な問題が発生して15番手に後退したマルコ・ベツェッキは、7ラップ目の3コーナーで週末2度目の転倒を喫して0.599秒差の9番手。プラクティスで8番手のファビオ・クアルタラロは0.607秒差の10番手。
The morning has gone from bad to worse for Bez 💥#ThaiGP 🇹🇭 pic.twitter.com/GkOCMTv5IZ
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2023年9月の第13戦インドGP以来となる公式予選2に進出したプラクティスで6番手のジョアン・ミルは、8ラップ目3コーナーで転倒を喫して0.640秒差の11番手。プラクティスで10番手のヨハン・ザルコは12番手。
公式予選1
プラクティスで15番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオは0.057秒差の3番手。0.051秒差で公式予選2への進出を逃せば、プラクティスで12番手のブラッド・ビンダーは4番手。プラクティスで11番手のマーベリック・ビニャーレスは8番手。
2人の新人、フェルミン・アルデグエルは5番手。ソムキアット・チャントラは11番手。
ペナルティ
スチュワードパネルは、初日午後のプラクティスで走行ライン上を低速走行していたことからフランチェスコ・バグナイアの走行に影響を与えたフランコ・モルビデリに対して、グリッドポジションを3つ降格するペナルティを科すと発表。ティソ・スプリントは 番グリッドからスタートするが、決勝レースは 番グリッドからスタートすることになり、プラクティスでアレックス・マルケスの走行に影響を与えたソムキアット・チャントラに対してもグリッドポジションを3つ降格するペナルティを科し、決勝レースは 番グリッドからスタート。
アレックス・リンスのヤマハ機に技術的な違反が見つかったことから、プラクティスのタイムをキャンセルするペナルティを科した。
ティソ・スプリント
シーズン最初のショートレース、ティソ・スプリント(周回数13ラップ)は3月1日現地時間15時00分(日本時間17時00分)スタート。
RESULTS