ヤマハ発動機とプリマ・プラマック・ヤマハは、3月20日に第2戦アルゼンチンGPのティソ・スプリントで転倒した際に左胸鎖関節を脱臼、靭帯を損傷したミゲール・オリベイラが来週末にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される第3戦アメリカズGPを欠場すると発表。
代役として、昨年12月にヤマハ発動機がテストライダーとして契約を結んだアウグスト・フェルナンデェスを起用する。
2022年に中量級のチャンピオンに輝いた後、2年間プレミアクラスに参戦した後、オフィシャルテストやプライベートテスト、複数のワイルドカード参戦を通じて、ヤマハのバイク開発をサポートする目的にヤマハとの契約を締結した27歳のスペイン人ライダー、アウグスト・フェルナンデェスは、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催されていたシェイクダウンテストとオフィシャルテストに参加した後、スーパーバイク世界選手権のオフィシャルテストで左足を骨折し、開幕戦オーストラリア大会を欠場したジョナサン・レイが第2戦ポルトガル大会(3月28日~30日)も欠場することから、代役を視野に入れ、3月14日から2日間、当大会の開催地アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで実施されたテストに参加。
スーパーバイク世界選手権仕様の『Yamaha R1』を初試乗したが、ジョナサン・レイが所属するチームは、3月20日にイギリス選手権に長く参戦した経験があり、今年は世界耐久選手権に参戦予定のオーストラリア人ライダー、ジェイソン・オハロランを指名した。
ミゲール・オリベイラ
「治療に当たってくれた医師たちに感謝したい。帰国後に磁気共鳴画像法検査を受けたところ、胸鎖関節の脱臼と靭帯断裂が判明。当然、早期の回復手段について話し合い、しばらく腕を固定することにした。身体の生物学的反応を待たなければいけないため、復帰時期は予測できない。毎週、状況を評価する。できるだけ早くトラックに戻れるよう取り組んでいるけど、それ以上の回復と100%の体調回復に重点を置く。」
アウグスト・フェルナンデェス
「ミゲール・オリベイラの早期回復を願う。この機会を与えてくれたヤマハとプラマックに感謝したい。オースティンは素晴らしいトラック。『M1』を走らせる日が待ちきれない。週末が始まるのが本当に楽しみ。」