アプリリア・レーシングは、4月8日に開幕戦タイGPから3戦連続して負傷欠場したホルヘ・マルティンが今週末にルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される第4戦カタールGPでの復帰に向けて、開催前日の木曜日にサーキット内のメディカルセンターでメディカルチェックを受けると発表。
医師団から許可が下れば、週末最初のセッション、フリープラクティス1で2月5日以来65日ぶりにアプリリア機に乗り込み、2月24日にトレーニングアクシデントが原因で骨折した左手(舟状骨と橈骨)の回復具合を確認。タイトルを獲得した昨年11月の最終戦ソリダリティGP以来21週間ぶりのグランプリに挑む。
「トラックに戻りたいと強く願っている。少なくともカタールでレースに挑戦できることを嬉しく思う。目標は『RS-GP25』に対して少し自信をつけ、数ラップを走ること。自分の体力がどうなのか分からない。100%ではないことは間違いないけど、ベストを尽くし、少しずつ良くしていきたい。」
「体力的にはレースを完走できるかどうかさえ分からないけど、完走できれば、それは勝利。回復し始めているということだから。できるだけ早く通常のレベルに戻るために、一歩ずつ進む必要がある」と活動の拠点アンドラからの出発を前に復帰に向けて抱負を語った。