アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、4月10日にルサイル・インターナショナル・サーキットのメディカルセンターを訪れ、メディカルチェックを受けた結果、医師団から出走の許可を得たことから、週末最初のセッション、フリープラクティス1に出走し、トレーニングアクシデントが原因で骨折した左手の回復具合を確認することになった。
昨年11月の最終戦ソリダリティGPでチャンピオンに輝いたホルヘ・マルティンにとっては、21週間ぶりのグランプリとなり、今年最初のオフィシャルテスト初日以来65日ぶりにアプリリア機を試乗する。
CONFIRMED: @88jorgemartin has been declared FIT ✅#QatarGP 🇶🇦 pic.twitter.com/vIBHV4QehE
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) April 10, 2025
チャンピオン初登場までの時系列
テストデビュー
2024年11月19日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催されたプレシーズン最初のオフィシャルテストでアプリリアのファクトリーチーム、アプリリア・レーシングからテストデビュー。初めてアプリリア機『RS-GP』に乗り込んで、46ラップ目の5コーナーで転倒を喫したが、13度のランで77ラップを周回し、44ラップ目のラップタイムで11番手。
チャンピオンナンバー
2025年1月16日、イタリア・ミラノ市内で開催されたチーム発表会で、チームメイトのマルコ・ベツェッキと共にブラックを基調としたアプリリア機のカラーリングを公開。同時にチャンピオンを証明するゼッケンナンバー『1』を選択したことを発表。アプリリア機のカウルに『1』が貼付されたことは初めて。
ダブルクラッシュ
2025年2月5日、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテスト初日に『1』を貼付したアプリリア機に乗り込み、本格的な準備を始めた矢先の13ラップ目1コーナーでハイサイドから転倒。
リスタートした14ラップ目の2コーナーで再びハイサイドから路面に叩きつけられた際に右手(第5中手骨)と左足(第3、第4、第5中足骨)を骨折したことから、テストをキャンセルしてスペインに帰国。
2025年2月7日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で右手の手術を受けたことから、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された今年2度目、プレシーズン3度目最後のオフィシャルテストを欠場。
トレーニングアクシデント
2025年2月24日、開幕戦タイGPに向けて出発する前日に活動の拠点アンドラでバイクを使用したトレーニング中に転倒を喫した際に左手(橈骨、舟状骨、三角骨)と左足(踵骨4ヶ所)を骨折したことから、スペイン・バルセロナ市内の大学病院で左手を手術。開幕戦タイGPから3戦連続して欠場。
第3戦アメリカズGP
第4戦カタールGPでの復帰を視野に、復帰する際によりスムーズに作業を進めるために、チームワークを理解する目的でサーキット・オブ・ジ・アメリカズを訪れてチームに合流。
順調に負傷から回復
2025年4月1日、手術を受けたスペイン・バルセロナ市内の大学病院を訪れ、精密検査を受けた結果、順調に回復していることを確認。
2025年4月8日、アプリリア・レーシングが開幕から3戦に欠場したホルヘ・マルティンが復帰に向けて、カタールに移動することを発表。
メディカルチェック
2025年4月10日、ルサイル・インターナショナル・サーキットのメディカルセンターでメディカルチェックを受け、出走の許可を得た。