「みんなに心から感謝したい。本当に大きな助けとなった!」

マレーシアでアクシデントに見舞われたノア・デットワイラーがメッセージを配信。感謝の言葉を送り、将来に向けて、リハビリ中であることを伝える

CIP・グリーンパワーに2025年シーズン末まで所属していたノア・デットワイラーは、11月24日に自身が運営するソーシャルメディアを通じて、近況を報告。感謝のメッセージを配信した。

「モータースポーツの友人、尊敬するフォロワーとファンへ」

「人生とキャリアは、僕にとって大きな挑戦となった。この数週間、たくさんの愛、励ましの言葉、そしてポジティブなエネルギーを送ってくれたみんなに心から感謝したい。本当に大きな助けとなった!」

「今はリハビリ中で、順調に回復することを願う。医療チームとリハビリ専門家に心から感謝したい。彼ら専門家の献身的なサポートのおかげで、僕は最善を尽くして回復に取り組むことができる。 」

「家族、ガールフレンドのカネル、フォロワーとファンのみんなの素晴らしいサポートに感謝したい。また、この2年間僕を支えてくれたチーム、マネジメント、そしてアドバイザーにも感謝したい。今の第一の目標は、個人としてもプロフェッショナルとしても、将来に向けて成長し、準備を整えること。」

Noah Dettwiler, CIP Green Power, Motul Grand Prix of the Netherlands
Noah Dettwiler, CIP Green Power, Motul Grand Prix of the Netherlands

10月26日の第20戦マレーシアGP、決勝レース直前のサイティングラップ中にホセ・アントニオ・ルエダと激突し転倒した20歳のスイス人ライダー、ノア・デットワイラーは、トラック上で数回の心停止に見舞われたが、緊急の医療介入による蘇生措置を受け、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキット近郊の病院にヘリコプターで搬送。

医師団は重度の出血を止めるための脾臓摘出や、開放骨折していた左脚の初期手術など、幾つかの緊急手術を施術。頭蓋内圧を監視するためのカテーテルも挿入され、重度の肺挫傷も負い、数日間危篤状態が続いたが、3日後には危篤ではないと医師団が発表。

アクシデントから5日後、首の骨折が判明したことから、容態を安定させるため、数週間にわたり頸椎カラーの装着が必要になるが、意識があり、家族と医師たちとコミュニケーションを取り、集中治療室から退室。クアラルンプール市内のプライベートクリニックに転院すると、11月5日には帰国の許可が下り、6日に帰国。直行したスイス・チューリッヒ市内の病院で左脚の手術を受けた後に帰宅。リハビリを開始していた。

Noah Dettwiler, CIP Green Power, Tissot Grand Prix of Czechia
Noah Dettwiler, CIP Green Power, Tissot Grand Prix of Czechia

SIC58・スクアアドラ・コルセのチームオーナー、パオロ・シモンチェリは「ご存知の通り、ノア・デットワイラーはマレーシアGPで重傷を負いました。ご存知ないかもしれませんが、彼は本来、ケーシー・オゴーマンと共に我々の新しいライダーになるはずでした。」

「実際、そうなるでしょう。我々は楽観視しています。最終契約書に署名するために、もっと早く会うべきでした。諦めないで、ノア!チームは君を待っています」と第20戦マレーシアGP後のブログでノア・デットワイラーを起用する意向を明かしていた。

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