イデミツ・ホンダ・LCRは、5月1日にソムキアット・チャントラが4月30日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で腕上がり症状(コンパートメント症候群/筋区画症候群)の治療のために手術を受け、無事に成功したと発表。既に退院し、活動の拠点であるバルセロナ近郊でリハビリを開始し、来週末の第6戦フランスGP開催前日にメディカルチェックを受けることになった。
第5戦スペインGP
デビュー戦となったホームグランプリの開幕戦タイGPから全戦のティソ・スプリントと決勝レースで完走。ヨーロッパラウンドの緒戦となった第5戦スペインGPのティソ・スプリントで20位だった後、決勝レースは12ラップ目にリタイアを決断。
「週末を通して腕上がりの症状があり、治るかもしれないと思っていたけど、悪化するばかり。火曜日に診察を受けて、正確な原因を調べてもらう」と戦列から離脱した原因を説明。
オフィシャルテスト
午前の走行をキャンセルして、午後のセッションに集中。HRCから供給された新しいコンポーネントの評価に重点を置き、セッティングと快適性を追求しながら、30ラップ目に転倒を喫したが、11度のランで42ラップを周回。
「沢山の周回を重ね、様々なセッティングやHRCが持ち込んだパーツをテスト。進歩には満足。自分の改善に役立つことに取り組んだ。アームポンプの抑えるために短いランを繰り返す必要があったけど、全体的には良い仕事をした」と評価した。