マッティア・カサデイがタイトル奪回に向けて好発進

レース1とレース2で相次いでアクシデントが発生したが、世界女子世界選手権で総合1位に進出するマリア・エレーラが自己最高位を獲得

FIM MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の開幕戦フランス大会、決勝レースは5月10日にルマンのブガッティ・サーキットで行われ、レース1でオスカル・グティエレス、レース2でマッティア・カサデイが優勝を挙げた。

レース1

気温21度、路面温度32度のドライコンディションの中、2番グリッドのエリック・グラナドは2番手走行中の1ラップ目9コーナーで転倒。17番グリッドのラファエレ・フスコが同じコーナーで転倒した際に、ドゥカティ機がグラベルで立ち上がったグラナドに激突したことから赤旗中断。

周回数が8ラップから4ラップに縮小され、3番グリッドのオスカル・グティエレスはホールショットを決めてレースをリード。オープニングレースで優勝を挙げれば、4番グリッドのアンドレア・マントヴァーニは0.436秒差の2位。ポールポジションのアレッサンドロ・ザッコーネは1.225秒差の3位。

8番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリは新人勢の最高位となる6位。9番グリッドのマリア・エレーラは8位に進出。オフィシャルテストで総合1番手に進出した7番グリッドのマッテオ・フェラーリは7番手走行中の2ラップ目10コーナーで転倒。

レース2

気温23度、路面温度35度のドライコンディションの中、2番グリッドのオスカル・グティエレスはホールショットを決めてレースをリードしたが、2ラップ目の4コーナーで転倒。シケイン上で横転したことから、4番手を走っていたポールポジションのアレッサンドロ・ザッコーネは回避できず、グティエレスに激突したが、意識を失わずにコース外に搬送されたことから、赤旗は提示されずにレースが続行。

9番グリッドのマッティア・カサデイは1ラップ目6番手、2ラップ目2番手、4ラップ目1番手に浮上。今季初優勝を挙げれば、4番グリッドのケビン・ザンノーニは2ラップ目のアクシデント直後トップに飛び出したが、1.225秒差の2位。

5番グリッドのジョルディ・トーレスは4.653秒差の3位。8番グリッドのマリア・エレーラは、開催元年の2019年に記録した5位を上回る自己最高位の4位を獲得。

レース1で他車と激突したエリック・グラナドは脛骨を骨折したことから欠場。オスカル・グティエレスは搬送されたメディカルセンターで受けた最初の検査で骨折がないことを確認したが、精密検査を受けるため近郊の病院に搬送された。

チャンピオンシップ

2024年総合2位のマッティア・カサデイはレース1で5位、レース2で優勝を挙げ、2年ぶりのタイトルを獲得に向けて、ポイントリーダーに立てば、総合4位ケビン・ザンノーニは3ポイント差の総合2位、総合9位アンドレア・マントヴァーニは7ポイント差の総合3位に位置。

アッセン大会

次戦は7週間後の6月27日と28日に『MotoGP™』第10戦TTアッセンの併催としてTT・サーキット・アッセン第2戦アッセン大会を開催。

 

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