チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの１つであり、ＫＴＭとレッドブルの協力を得て開催する『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup（レッドブル・ルーキーズ・カップ）』は、週末にルマンのブガッティ・サーキットで『MotoGP™』第６戦フランスＧＰの併催として、第２戦フランス大会を開催。
レース１
気温２３度、路面温度３３度のドライコンディションの中、２番グリッドのブリアン・ウリアルテ（スペイン）は１ラップ目からトップを走行。ポールポジションのハキム・ダニッシュ（マレーシア）は前戦で他車の転倒を引き起こした行為によりロングラップペナルティが科せられ、２番手から５番手に後退したが、ウリアルテを追走し、２人がライバルたちを引き離して優勝争いを展開。
１１ラップ目に最終コーナーで発生した転倒により、トラック上でグラベルが散乱したことから赤旗が提示され、レースが終了。ウリアルテが開幕戦ヘレス大会のレース１に続いて今季２勝目を挙げ、ダニッシュは０.４０１秒差の２位。９番グリッドのジュリオ・プリエーゼ（イタリア）は６.０７０秒差の３位を獲得。
レース２
気温１４度、路面温度１５度のウェットコンディションの中、ポールポジションのハキム・ダニッシュはホールショットを決めたが１ラップ目の３コーナーで転倒。２番手で外側に位置していた２番グリッドのブリアン・ウリアルテは巻き込まれる形で転倒を喫してリタイアを強いられたが、ハキム・ダニッシュはレースに復帰。１１.８秒差の最後尾２２番手から巻き返して１２.３６１秒差の２位。
１ラップ目のシケインで発生したアクシデントを回避した３番グリッドのベニャト・フェルナンデス（スペイン）はトップに飛び出して独走優勝。７番グリッドのマルコ・モレリ（アルゼンチン）は２１.９２２秒差の３位。２１番グリッドのアレハンドラ・フェルナンデェス・ガルシア（スペイン）はデビューから４レース目でポイント圏内となる８位に進出。
レース１で７.２３７秒差の１１位だった１４番グリッドの三谷然（みたにぜん）は３番手走行中の７ラップ目に転倒リタイア。レース１で３位を獲得したジュリオ・プリエーゼも転倒。
開幕戦のレース２で優勝を挙げた６番グリッドのカーター・トンプソン（オーストラリア）はレース１で６位、レース２は２番手走行中ラスト２ラップ目の最終コーナーで転倒。
ヴェータ・プラタマ
開幕戦ヘレス大会のレース１で３位を獲得したヴェータ・プラタマ（インドネシア）は、先週末に参戦したジュニアＧＰ™世界選手権の開幕戦エストリル大会で転倒した際に右脚の腓骨を骨折したことからスペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術を受け欠場した。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのハキム・ダニッシュは、開幕戦のレース１から４レース連続の２位を獲得。週末に４０ポイントを加算すれば、総合５位ベニャト・フェルナンデスは５位と１位を獲得して、２ポイント差の総合２位に浮上。総合２位カーター・トンプソンは総合４位。総合３位ブリアン・ウリアルテは総合３位。総合１１位三谷然は総合１３位に後退した。
次戦アラゴン大会
４週間後の６月６日から８日に『MotoGP™』第８戦アラゴンＧＰの併催として、モーターランド・アラゴンで第３戦アラゴン大会を開催。