2011年:テキサス・トルネード最後の表彰台
ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームに移籍したケーシー・ストーナーが第4戦フランスGPから2戦連続のポールポジションから優勝を挙げた勢いに乗って、ポールポジションから1ラップ目こそ2番手で通過したが、レインコンディションの中でライバルたちを大きく引き離せば、2位争いを展開中にポイントリーダーの2010年王者ホルヘ・ロレンソとマルコ・シモンチェリが転倒。8番グリッドのコーリン・エドワーズが3番手に浮上した。
2013年:三つ巴のバトル
2012年にタイトル奪回に成功したホルヘ・ロレンソに立ちはだかったマルク・マルケスは、第5戦イタリアGPで転倒リタイアを喫したが、6戦連続10度の表彰台、4戦連続5勝を挙げ、チャンピオンシップをリードすると、1列目からスタートした両雄が1ラップ目からバトルを展開。途中、ダニエル・ペドロサが加わり、三つ巴のバトルが繰り広げられ、勝負の行方は最終ラップにもつれ込んだ。
2015年:バレンティーノ・ロッシ対マルク・マルケス
第3戦アルゼンチンGPと第8戦TTアッセンの優勝争い中に接触した2人、バレンティーノ・ロッシとマルク・マルケスがウェットコンディションの中でライバルたちを引き離して優勝争いを展開。2ラップ目からロッシを追走していたマルケスだったが、13ラップ目の1コーナーで...
2016年:トップガン初優勝
1ラップ目のアクシデントが原因で赤旗が提示された後、クイックスタートで再開すると、プレミアクラス30戦目となったマーベリック・ビニャーレスが1ラップ目からレースの主導権を握り、安定した速いペースを刻んで、所属するスズキにフラッグ・トゥ・フラッグとなった2007年5月の第5戦フランスGP以来9年ぶり、『MotoGP™』に復帰してから30戦目での優勝に向けて快走。
2019年:最終ラップ最終コーナーのドラマ
開幕戦から8戦連続10度のトップ2入りを果たしていたマルク・マルケスが8度目のポールポジションから2014年以来となる優勝に向けてトップを走っていたが、アレックス・リンスが追走。2013年に逆転を許した教訓を活かし、勝利を掴んだかに思えた次の瞬間、最終コーナーで...