ホンダ・HRC・カストロールのチームマネージャー、アルベルト・プーチは、第7戦イギリスGPの初日に国際中継のインタビューに応え、アプリリア・レーシングに所属するホルヘ・マルティンが来季ホンダのファクトリーチームに加入するのではないかという憶測に関して言及。現王者の獲得に向けて動いている噂を一蹴した。
「正直に言って、現時点で我々は確認していません。当然、選択肢はあり、確認することは我々の義務であることから、検討しますが、ご存知の通り、パドックでは噂が飛び交っています。」
「ホンダだけでなく、全てのチームがホルヘ・マルティンのようなライダーに興味を持っていると思います。彼はワールドチャンピオンだからです。 もし興味がないというなら、それは馬鹿です!我々は契約を結んでいるライダーを獲得しようとは決してしません。これは誰もが知っていることですが、これがホンダのスタイルです。我々は決してこのような問題に陥ることはありません。」
「ホルヘ・マルティンをライダーとして興味があるかと聞かれたら、もちろん、当然のことです。速いライダーには関心があります。もし彼が獲得可能であれば、明らかに、検討すべきライダーの1人です」とホンダの立場を明確に示した。
スペイン国内で全てのセッションを生中継で配信する『DAZN』のインタビューにも応えたアルベルト・プーチは、同じように噂されるペドロ・アコスタに対しても、契約のあるライダーの獲得に動くことはないと断言。
ホンダのファクトリーチームは、ジョアン・ミルとの間で2026年末まで契約を結び、ルカ・マリーニとは2025年末まで契約を締結。前戦フランスGP終了後に日本を訪れた27歳のイタリア人ライダーは、開催前日にHRCとの間で話し合いが始まっていることを明かした。