第8戦アラゴンGPの決勝レース(周回数23ラップ)は、6月8日現地時間14時00分からモーターランド・アラゴンで行われ、ウォームアップ走行で週末5度目の1番手に進出したポールポジションのマルク・マルケスがホールショットを決め、レースの主導権を握ると、3ラップ目に3年前の2022年に樹立されたベストレースラップ(1分47秒795)を突破。
4ラップ目、7ラップ目、8ラップ目、9ラップ目、11ラップ目、12ラップ目、そして21ラップ目にはベストレースラップを1.090秒更新し2番手に2.846秒差のアドバンテージを広げ、第4戦カタールGP以来4戦ぶり4勝目、プレミアクラス66勝目、キャリア92勝目、当地で2年連続8度目の優勝。
週末全てのセッションを制して優勝を挙げた2015年7月の第9戦ドイツGP以来10年ぶりにパーフェクトウィンを達成した。
今季4度目のワンツーフィニッシュ
気温25度、路面温度50度のドライコンディションの中、2番グリッドのアレックス・マルケスはスタートから2番手を維持して1.107秒差の2位に入り、第3戦アメリカズGP以来今季4度目の2位、第5戦スペインGP以来今季5度目、プレミアクラスで10度目の表彰台。
ターニングポイントか?
4番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、ウォームアップ走行で試した変更により、自信とスピードを取り戻して2.029秒差の3位に入り、第5戦スペインGP以来今季5度目の表彰台。
3番グリッドのフランコ・モルビデリは10.363秒差の5位。7番グリッドのフェルミン・アルデグエルは6位。10番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは9位。
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今季2度目の4位
5番グリッドのペドロ・アコスタは、グリッドで唯一フロントにハードタイヤを装着して、ドゥカティ勢に挑み、7.657秒差の4位。第6戦フランスGPに続き今季2度目の4位に進出すれば、17番グリッドのエネア・バスティアニーニは12位。
8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは1ラップ目12番手まで後退したが、徐々に順位を挽回して7番手を捕まえたが、8番手走行中の20ラップ目12コーナーで転倒を喫したが最後まで走って18位。6番グリッドのブラッド・ビンダーは5番手走行中の12ラップ目3コーナーで転倒。
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ジョアン・ミル7位
11番グリッドのジョアン・ミルは14.938秒差の7位。今季の最高位、第2戦アルゼンチンGP以来2度目の1桁台に進出すれば、21番グリッドのソムキアット・チャントラは今季の最高位となる16位。12番グリッドのヨハン・ザルコは13番手走行中の9ラップ目12コーナーで転倒。
20番グリッド ➡ 8位
20番グリッドのマルコ・ベツェッキは1ラップ目16番手、11ラップ目12番手、13ラップ目10番手、20ラップ目8番手に浮上して16.022秒差の8位。13番グリッドのラウール・フェルナンデェスは10位。第6戦フランスGPに続き今季2度目のトップ10入りを果たし、19番グリッドのロレンソォ・サバドーリは17位。
ヤマハ勢最高位は11位
15番グリッドのアレックス・リンスは19.646秒差の11位。18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは13位。14番グリッドのジャック・ミラーは14位。16番グリッドのミゲール・オリベイラは15位。9番グリッドのファビオ・クアルタラロは10番手走行中の13ラップ目1コーナーで転倒を喫して3戦連続のリタイア。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのマルク・マルケスは25ポイントを加算。総合2位アレックス・マルケスに対して32ポイント差、総合3位フランチェスコ・バグナイアに対しては93ポイント差にアドバンテージを広げた。
オフィシャルテスト
6月9日にモーターランド・アラゴンでシーズン5度目のオフィシャルテスト開催。現地時間10時00分から18時00分、日本時間17時00分から01時00分まで。
イタリアGP
次戦イタリアGPは、2週間後の6月20日から22日にアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロ、通称ムジェロ・サーキットで開催。翌週末には今季初の2連戦となる第10戦TTアッセンが開催される。
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