アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、7月9日に第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリでプライベートテストを実施。4月の第4戦カタールGPの決勝レース以来87日ぶりにアプリリア機『RS-GP』を試乗した。
今年最初のオフィシャルテスト初日に転倒を喫し、開幕戦タイGPに向けたトレーニング中に転倒を喫したことから、アプリリア・レーシングからのデビュー戦が第4戦カタールGPとなったが、決勝レースで転倒したことから、治療とリハビリに専念。
6月30日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で検査を受け、7月11日から13日にザクセンリンクで開催される第11戦ドイツGPでの復帰が見送られたが、転倒で骨折した舟状骨と肋骨の良好な回復を確認したことから、7月3日と4日に活動の拠点であるアンドラから最も近く、第15戦カタルーニャGPの開催地であり、昨年11月にチャンピオンに輝いた舞台でもあるバルセロナ-カタルーニャ・サーキットにアプリリアの市販車『RSV4』を持ち込んで、バイクトレーニングを実行。
復帰に向けて64ラップを周回
新たに施行された競技規定により、3戦以上に負傷欠場したことで、プロトタイプマシンを使用したテストが許可されたことから、アプリリアが以前から計画していたプライベートテストを利用し、気温23度のドライコンディションの中、白と黒を基調としたレーシングスーツに身を包み、競争力が高まっている『RS-GP』に乗り込んで回復具合を確認。
同時に、規則で定められている3セットのタイヤを使用して、アプリリア機に慣れると共にエルゴノミクスを調整。2.3レースに相当する64ラップを周回した。