イデミツ・ホンダ・LCRは、7月19日にトレーニングアクシデントが原因で右膝の靭帯を損傷したソムキアット・チャントラの代役として第12戦チェコGPに起用するホンダの開発ライダー、中上貴晶が右膝を負傷したことから7月20日のグランプリレースを欠場する発表した。
21番グリッドからスタートした中上貴晶は、2ラップ目の3コーナーでイン側からの進入でスライドしてきた22番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスと激突。弾き出され、路面に叩きつけられ、右脚の痛みを訴えたことから検査を受けた結果、右膝の後十字靭帯断裂と診断。MRIスキャンこと磁気共鳴画像による精密検査を受けることになった。
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームからワイルドカード参戦するアウグスト・フェルナンデェスは「中上貴晶と彼のチームに謝りたい。僕のミス。前を走るライダーが予想以上に早くブレーキをかけたため、スリップストリームに吸い込まれてしまった。タカと接触することは分かっていたので、衝突を和らげるようと、バイクを路面に倒した」と謝罪と衝突の理由を説明した。