マルケス兄弟がホームレースでワンツーフィニッシュ!

ポイントリーダーのマルク・マルケス2位。タイトルの行方は第17戦日本GPに持ち込まれ、アレックス・マルケス優勝、ファビオ・クアルタラロ5位、小椋藍6位、ルカ・マリーニ8位

第15戦カタルーニャGPグランプリレース(周回数24ラップ)は、9月7日現地時間14時00分からバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、ポールポジションのアレックス・マルケスがスタートで2番手に後退したが、4ラップ目の1コーナーで1番手の座を奪い返し、フリープラクティスを掴んだ強いペースで周回を重ね、プレミアクラスで初優勝を挙げた第5戦スペインGP以来10戦ぶりの2勝目を挙げた。

10戦連続13度目の表彰台

気温28度、路面温度41度のドライコンディションの中、3番グリッドのマルク・マルケスはホールショットを決めた後、4ラップ目アレックス・マルケスに抜かれ2番手を走行。1.740秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、第8戦アラゴンGPからの連勝記録が途切れたが、開催日程の中で赤印を付けていた当地で、第6戦フランスGPから10戦連続13度目の表彰台を獲得。

Alex Marquez, Marc Marquez, Monster Energy Grand Prix of Catalonia
Alex Marquez, Marc Marquez, Monster Energy Grand Prix of Catalonia

ドゥカティのホームグランプリとなる次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPでタイトルを獲得する可能性を逃したが、2014年、2016年、2018年を再現するように第17戦日本GPで2019年以来6年ぶりのタイトル獲得に向けて大きく前進。

21番グリッド→7位

21番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは1ラップ目に12番手、2ラップ目9番手、8ラップ目8番手、11ラップ目7番手に浮上。23ラップ目に抜かれたが、最終ラップ7番手に再浮上して16.048秒差の7位。

13番グリッドのフェルミン・アルデグエルは、ティソ・スプリントで転倒した際に他車を巻き込んだことから科せられたロングラップペナルティを3ラップ目に消化して12番手から17番手に後退した後、11ラップ目には13番手まで挽回したが15位。

4番グリッドのフランコ・モルビデリは ティソ・スプリントで転倒した際に他車を巻き込んだことから科せられたロングラップペナルティを5ラップ目に消化して11番手から16番手に後退した後、13番手を走行中の21ラップ目10コーナーで転倒。6番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、13番手走行中の2ラップ目1コーナーで転倒を喫して走行を続けたが12ラップ目にリタイア。

KTM移籍後初の表彰台

9番グリッドのエネア・バスティアニーニは1ラップ目5番手、3ラップ目4番手に浮上してトップ4を追走すると、11ラップ目ペドロ・アコスタを抜いて3.822秒差の3位に入り、KTM機に乗り換えてから初めて表彰台を獲得。

​Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech3, Monster Energy Grand Prix of Catalonia
​Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech3, Monster Energy Grand Prix of Catalonia

5番グリッドのペドロ・アコスタは、リアにグリッド上で唯一ソフトタイヤを装着して13.373秒差の4位。22番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは最後まで走り切って13位。11番グリッドのブラッド・ビンダーは10番手走行中の7ラップ目7コーナーで転倒。

ファビオ・クアルタラロ5位

2番グリッドのファビオ・クアルタラロは1ラップ目4番手、3ラップ目5番手、10ラップ目7番手に後退したが、14.409秒差の5位。4戦ぶり3度目のトップ5入りを果たし、16番グリッドのミゲール・オリベイラはティソ・スプリントに続き今季の最高位となる9位。14番グリッドのジャック・ミラーは14位。19番グリッドのアレックス・リンスは14番手走行中の15ラップ目11コーナーで転倒。

小椋藍今季3度目の1桁台

ウォームアップ走行で13番手だった8番グリッドの小椋藍は、1ラップ目からポジションをキープすると、23ラップ目にフランチェスコ・バグナイアルカ・マリーニを抜いて、アプリリア勢の最高位となる15.055秒差の6位。第5戦スペインGP以来3度目のシングルフィニッシュ、開幕戦タイGPの5位に次ぐ結果を獲得すれば、17番グリッドのホルヘ・マルティンは10位。15番グリッドのラウール・フェルナンデェスは11位。

ウォームアップ走行で1番手だった12番グリッドのマルコ・ベツェッキは、11番手走行中の2ラップ目1コーナーで転倒。23番グリッドのロレンソォ・サバドーリは第11戦ドイツGPで受けたダブルロングラップペナルティを消化した後の20ラップ目10コーナーで転倒。

2戦連続のホンダ勢最高位

10番グリッドのルカ・マリーニは、11ラップ目から5番手を走行していたが、残り2ラップでポジションを3つ落として16.372秒差の8位。2戦連続してホンダ勢の最高位に進出すれば、公式予選1の低速走行で他車の走行を妨害したことからグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられた20番グリッドのジョアン・ミルは12位。

右膝の負傷から復帰レースとなった24番グリッドのソムキアット・チャントラは16位完走。18番グリッドのアレイシ・エスパルガロは17位。7番グリッドのヨハン・ザルコはセカンドグループのトップとなる5番手走行中の11ラップ目10コーナーで転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのマルク・マルケスは20ポイントを加算。総合2位アレックス・マルケスはギャップを187ポイント差から182ポイント差に詰め、総合3位フランチェスコ・バグナイアは250ポイント差。

Grand Prix Standings, Monster Energy Grand Prix of Catalonia
Grand Prix Standings, Monster Energy Grand Prix of Catalonia

第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP

次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、来週末の9月12日から14日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催。週明けにはシーズン最後のオフィシャルテストが実施される。

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