チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、9月11日に第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリ近郊の町リミニ市内のある壮麗な劇場テアトロ・アミントーレ・ガッソで、チャンピオンシップ史上初となるイベント『MotoGP™ Iconic』を開催。地球上で最もエキサイティングなスポーツへと築いたレジェンドたちが一堂に揃った。
ホール・オブ・フェール
チャンピオンシップのレジェンドたちは、モータースポーツの歴史において、そして『MotoGP™』の現在形を築く上で、極めて重要な役割を果たし、殿堂は最も多くの勝利を収め、最も成功を収めたライダー、そしてそれぞれの時代、そして『MotoGP™』そのものを象徴するライダーたちを称える場として、新たな歴史を構築。
イベントのオープニングでウンベルト・マセッティ、ジェフ・デューク、ジョン・サーティース、マイク・ヘイルウッド、フィル・リード、そしてバリー・シーンら故人となったヒーローたちが表彰され、殿堂入りを果たした後、式典の出席者たちを迎え、8度のチャンピオンに輝いたジャコモ・アゴスチーニ、3度のタイトルを獲得した最初のアメリカ人ライダー、ケニー・ロバーツ、当時史上最年少のチャンピオンに輝いたフレディ・スペンサー、2つのファクトリーで輝かしい歴史を築いたエディ・ローソン、彼のスパーリングパートナーであったケビン・シュワンツ、5連覇を達成したミック・ドゥーハンが次々に登壇。
そして、ファンタスティック4が登場。ケーシー・ストーナー、ダニエル・ペドロサ、ホルヘ・ロレンソが登壇した後、『MotoGP™』の象徴的存在となる上で重要な役割を果たしたバレンティーノ・ロッシをステージに迎え、華やかに幕を閉じた。
ザ・タワー・オブ・チャンピオンズ~新たなる創造
プレミアクラスのチャンピオンたちが集結し、スポーツの伝統を称える中、チャンピオンだけに贈呈される象徴的なトロフィーの新しいデザイン、それは、より速く、より前向きで、恐れを知らない時代へと導き、地球上で最もエキサイティングなスポーツの価値を表現、象徴した進化形のチャンピオントロフィー『ザ・タワー・オブ・チャンピオンズ』を初公開。まさに、未来への展望が開かる瞬間だった。
トロフィーを支えるのは、セラミックコーティングされたアルミニウム製台座。これまでに76人のワールドチャンピオンの名前が刻まれたステンレススチール製のプレートが垂直に並ぶ。傾斜角を象った各プレートは2つの部分に分かれ、表面の光沢や艶を抑え、光の反射を少なくして落ち着いた質感や高級感を与えるマット仕上げの面にはライダーの名前、表面が滑らかで光を強く反射する光沢のある面にはシーズン、バイクメーカー、ゼッケンナンバーが刻まれている。
『MotoGP™』の象徴である『ザ・タワー・オブ・チャンピオンズ』は、今後何年にもわたってその地位を保ち続けるものであり、将来のチャンピオンがそれぞれの伝説を残すためのスペースも残されている。
新たなレジェンドの選出
グランプリモーターサイクルレースにおける英雄的な活躍を称え、2026年に1949年王者レスリー・グラハム、1957年王者リベロ・リベラティ、1961年王者ゲイリー・ホッキングをレジェンドに命名すると発表。これにより、全てのプレミアクラスチャンピオンたちが殿堂入りすることになる。