マルク・マルケスが8勝目を挙げ、日本GPでマッチポイント

史上最多の観客動員数が記録されたミサノ・ワールド・サーキットで初日から最速ペースを刻んだ2人、ドゥカティのマルク・マルケスとアプリリアのマルコ・ベツェッキが1対1のバトルを展開

第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPグランプリレース(周回数27ラップ)は、9月14日現地時間14時00分からミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われ、ウォームアップ走行で週末2度目、今季43度目の1番時計を刻んだ4番グリッドのマルク・マルケスがスタートで2番手に浮上してマルコ・ベツェッキを追走。12ラップ目の8コーナーでトップに飛び出すと、21ラップ目と25ラップ目にファステストラップを刻んで今季11度目の優勝を挙げ、プレミアクラスで73勝目、キャリア通算99勝目に到達。

所属するメーカーとチームのホームとなる当地で2年連続8度目の勝利を飾り、世界で最もエキサイティングなスポーツを愛するファンの投票結果、ライダー・オブ・ザ・レースに選出された。

ホームポディウム

気温26度、路面温度29度のドライコンディションの中、ポールポジションのマルコ・ベツェッキはホールショットを決め、2ラップ目、3ラップ目、8ラップ目にファステストラップをマークしてレースをリード。12ラップ目にワイドになるミスを犯して2番手に後退したが、24ラップ目に4度目のファステストラップを叩き出してマルク・マルケスを追走。0.568秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、ホームレースで今季6度目の表彰台を獲得。

故人に捧げる表彰台

2番グリッドのアレックス・マルケスはスタートで3番手に位置。トップ2を追走して7.734秒差の3位でフィニッシュラインを通過し、2戦連続9度目の表彰台を獲得。5番グリッドのフランコ・モルビデリは10.379秒差の4位。7番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは5位。10番グリッドのフェルミン・アルデグエルは6位。

前戦カタルーニャGPでコンストラクター部門のタイトルを連覇したドゥカティの5台がホームレースでトップ6に進出したが、8番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは7番手走行中の9ラップ目10コーナーで今季7度目の転倒。

3戦連続5度目の1桁台

6番グリッドのルカ・マリーニは17.965秒差の7位。3戦連続5度目の1桁台に進出し、23番グリッドのソムキアット・チャントラは15位。今季2度目となるポイント圏内に進出したが、12番グリッドのジョアン・ミルと19番グリッドのヨハン・ザルコは1ラップ目の4コーナーで転倒。ヨハン・ザルコは最後まで走りって16位。

『V4』目標達成

3番グリッドのファビオ・クアルタラロは14ラップ目まで4番手を走っていたが、中盤以降ポジションを落として20.964秒差の8位。13番グリッドのミゲール・オリベイラは2戦連続の9位。21番グリッドのジャック・ミラーは12位。

22番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスはジャンプスタートによるダブルロングラップペナルティが科せられ、5ラップ目と6ラップ目に消化。1分01秒504差の14位で完走を果たし、目標に設定していたデータを収集。18番グリッドのアレックス・リンスはジャンプスタートによるダブルロングラップペナルティが科せられ、5ラップ目と6ラップ目に消化したが、15番手を走行中の10ラップ目10コーナーで今季6度目の転倒。

3度目の転倒リタイア

14番グリッドのラウール・フェルナンデェスは24.592秒差の11位。11番グリッドのホルヘ・マルティンはサイティングラップ中に技術的な問題が発生したことからバイクを乗り換え、ピットレーンからウォームアップランをスタートさせたことから、科せられたダブルロングラップペナルティを5ラップ目と6ラップ目に消化して13位。ウォームアップ走行で19番手だった15番グリッドの小椋藍は16番手を走行中の3ラップ目12コーナーで今季13度目の転倒、3度目の転倒リタイア。

週末4度目の技術問題

週末3度の技術的問題に見舞われた16番グリッドのブラッド・ビンダーはKTM勢の最高位となる23.109秒の10位で週末を締め括ったが、9番グリッドのペドロ・アコスタは4番手走行中の8ラップ目にチェーンが破損する技術的問題が発生してリタイア。

17番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは17番手走行中の5ラップ目6コーナーで今季5度目の転倒。20番グリッドのエネア・バスティアニーニは10番手走行中の12ラップ目14コーナーで週末2度目、今季11度目の転倒。

チャンピオンシップ

残り6戦222ポイントのタイトル争い。ポイントリーダーのマルク・マルケスは25ポイントを加算し、総合2位アレックス・マルケスに対してアドバンテージを182ポイント差に拡大したことから、2014年、2016年、2018年にタイトルを獲得した次戦日本GPでライバルよりも3ポイント以上を稼ぎ、185ポイント差以上となれば、2019年以来6年ぶりとなるチャンピオンに輝く。

総合3位フランチェスコ・バグナイアは第6戦フランスGP以来今季2度目のとなる0ポイントで終わり、総合4位マルコ・ベツェッキが週末最多となる32ポイントを加算したことから、2人のポイント差は8となった。

第17戦日本GP

オーバーシーズの初戦となる次戦日本GPは、9月26日から28日にモビリティリゾートもてぎで開催。

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