アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、2年前にダブルウィン、1年前に4位と2位を獲得したトラック、モビリティリゾートもてぎで開催された第17戦日本GPのティソ・スプリントで6列目17番グリッドからスタート直後の1コーナーで転倒。
外側に位置していたチームメイト、9番グリッドのマルコ・ベツェッキに激突し、ヨハン・ザルコ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、ミゲール・オリベイラ、アレックス・リンスは横転した2人とアプリリア機2台との接触を寸前で回避。
負傷から復帰してから6戦目となったホルヘ・マルティンは、パドック内のメディカルセンターに搬送され、レントゲン検査を受けた結果、右鎖骨の骨折と骨片がずれていることが判明。怪我の状態を正確に把握する目的で、宇都宮市内の病院(獨協医科大学)にヘリコプターで搬送され、日曜日のグランプリレースは欠場。検査結果、スペイン・バルセロナ市内の大学病院でチャビエル・ミル医師による整復固定手術を受けることになり、日曜日の朝に帰国する。
マルコ・ベツェッキ
チームメイトのマルコ・ベツェッキは右脚を強打。外転筋に重度の打撲傷を打ったが、明日のグランプリレースには出走する予定。