チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの1つであり、本田技研と出光興産の協力を得て、アジア地域及びオセアニア地域におけるライダーの発掘及び育成を目的に2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』は、週末にモビリティリゾートもてぎで第4戦日本大会を開催。
レース1
気温27度、路面温度40度のドライコンディションの中、今季初めてポールポジションを獲得した池上聖竜(いけがみせいりゅう)と2番グリッドの荻原羚大(おぎわらりょうた)が1対1のバトルを展開。荻原羚大が僅少さで競り勝ち、池上聖竜は0.015秒差の2位。
後方から追い上げて来た3人による3位争いは、5番グリッドのバッドリー・アヤトゥッラー(インドネシア)が競り勝って3位に入り、シーズン3度目の表彰台を獲得。
レース2
気温24度、路面温度33度のドライコンディションの中、レース1を再現するように荻原羚大と池上聖竜が優勝争いを展開。荻原羚大は週末2連勝、開幕戦タイ大会のレース1から8連勝を達成すれば、池上聖竜は8レース連続の2位。
3人の3位争いは、レース1で5位だった4番グリッドの飯高新吾(いいだかしんご)が競り勝ち、日本勢もう1人のレギュラーライダー、松山遥希(まつやまはるき)はレース1とレース2で連続転倒。
ワイルドカード参戦の戸高綸太郎(とだかりんたろう)は11位と7位、松平賢正(まつだいらけんせい)は7位と転倒。
チャンピオンシップ
残り2戦、100ポイントのタイトル争い。ポイントリーダーの荻原羚大は、開幕戦から4戦連続のダブルウィンを達成して週末に50ポイントを加算。総合2位池上聖竜に対して、アドバンテージを40ポイント差に広げた。
次戦インドネシア大会
シーズン5戦目は、10月3日から5日にペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催。