『Idemitsu Asia Talent Cup』~フィリピン史上初の優勝

タイトルを争う両雄、荻原羚大と池上聖竜がレース1で接触転倒。タイトルの行方は最終戦マレーシア大会に持ち越し

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの1つであり、本田技研出光興産の協力を得て、アジア地域及びオセアニア地域におけるライダーの発掘及び育成を目的に2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』は、週末にペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキット第5戦インドネシア大会を開催。

レース1

気温29度、路面温度46度のドライコンディションの中、タイトルを争う2人、2番グリッドの池上聖竜(いけがみせいりゅう)と3番グリッドの荻原羚大(おぎわらりょうた)が中心に優勝表彰台争いを繰り広げられたが、最終ラップの最終コーナーで両雄が接触転倒。

4番グリッドのアルフォンシ・ダギガン(フィリピン)は、科せられたダブルロングラップペナルティで4ラップ目に13番手まで後退したが、3番手で最終コーナーに進入。前を走る2人が転倒したことから今季初表彰台となる初優勝、フィリピン史上初の快挙を挙げ、ポールポジションの松山遥希(まつやまはるき)は0.086秒差の2位。今季2度目の表彰台を獲得し、5番グリッドの飯高新吾(いいだかしんご)は0.383秒差の3位に入り、今季4度目の表彰台。

レース2

気温29度、路面温度46度のドライコンディションの中、レース1で表彰台を獲得した3人を中心に5人による優勝表彰台争いが繰り広げられ、レースを引っ張ったアルフォンシ・ダギガンが連続優勝。池上聖竜は0.189秒差の2位。松山遥希は0.774秒差の3位。

荻原羚大はレース1のインシデントによりダブルロングラップペナルティが科せられ、3ラップ目17番手、4ラップ目18番手に後退。9コーナーをショートカットしたことからロングラップペナルティが科せられ、7ラップ目に17番手から7.9秒差の18番手まで後退したが、前を走るグループを抜いて8.976秒差の6位まで挽回。

チャンピオンシップ

残り1戦、50ポイントのタイトル争い。ポイントリーダーの荻原羚大は週末に10ポイントしか稼げず、総合2位池上聖竜は20ポイントを加算させ、2人のポイント差は40ポイント差から30ポイント差となり、総合6位アルフォンシ・ダギガンは2連勝で50ポイントを稼ぎ、87ポイント差の総合3位に浮上した。

次戦マレーシア大会

シーズン6戦目、最終戦は3週間後の10月24日から26日にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催。8月に当地で開催された第3戦マレーシア大会では、荻原羚大がポールポジションから連続優勝、池上聖竜が2番グリッドから連続2位を獲得していた。

 

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