第19戦オーストラリアGPのグランプリレース(周回数27ラップ)は、10月19日現地時間15時00分からフィリップアイランド・サーキットで行われ、4番グリッドのラウール・フェルナンデェスがスタートで2番手、3番手3番手、4ラップ目2番手、5ラップ目1番手に浮上。7ラップ目、8ラップ目、10ラップ目に1分27秒台を刻んで、2番手に1.6秒差のアドバンテージを広げ、プレミアクラス76戦目で初優勝、初表彰台を獲得。
中量級に参戦した2021年11月の最終戦バレンシアGP以来となるキャリア通算14勝目を挙げ、トラックハウス・レーシングに初優勝、アプリリアにチャンピオンシップ通算300勝をもたらし、総合11位から10位に浮上した。
Maiden win unlocked! 🔓✨ @25RaulFernandez claims his first #MotoGP victory at Phillip Island! 💪#AustralianGP 🇦🇺 pic.twitter.com/MyRzR2A4LO
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 19, 2025
ダブルロングラップペナルティから表彰台
気温21度、路面温度21度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末3度目の1番時計を刻んだ2番グリッドのマルコ・ベッツェッキはホールショットを決めてレースをリード。前戦インドネシアGPで他車と接触したことから科せられたダブルロングラップペナルティを5ラップ目と7ラップ目に消化して、1番手から2.8秒差の6番手に後退したが、11ラップ目5番手、22ラップ目4番手、23ラップ目3番手に浮上して2.410秒差の3位まで挽回。
アプリリアが2023年9月の第11戦カタルーニャGP以来となるダブルポディウムを獲得。18番グリッドの小椋藍は17.928秒差の13位。19番グリッドのロレンソォ・サバドーリは16位完走。
シーズンベストリザルト
10番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオはドゥカティ勢の最高位となる1.418秒差の2位に入り、第9戦イタリアGP以来今季3度目の表彰台、シーズンのベストリザルトを獲得。
6番グリッドのアレックス・マルケスは3.715秒差の4位。7番グリッドのフェルミン・アルデグエルは14位。17番グリッドのフランコ・モルビデリは15位。22番グリッドのミケーレ・ピロは18位。
公式予選で他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられ、14番グリッドからスタートしたフランチェスコ・バグナイアは12番手走行中の24ラップ目6コーナーで転倒。
KTM4台がトップ10入り
5番グリッドのペドロ・アコスタは1ラップ目3番手、3ラップ目2番手に浮上。15ラップまでポジションを維持したが、3人に抜かれて7.930秒差の5位。公式予選で他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられ、16番グリッドからスタートしたブラッド・ビンダーは8位まで挽回。20番グリッドのエネア・バスティアニーニは9位。8番グリッドのポル・エスパルガロは10位。
9番グリッドのルカ・マリーニはホンダ勢の最高位となる7.970秒差の6位。21番グリッドのソムキアット・チャントラは17位。13番グリッドのヨハン・ザルコは14番手走行中の5ラップ目6コーナーで転倒。12番グリッドのジョアン・ミルは12番手走行中の9ラップ目10コーナーで転倒。
11番グリッドのアレックス・リンスはヤマハ勢の最高位となる10.671秒差の7位。ポールポジションのファビオ・クアルタラロは16.965秒差の11位。15番グリッドのミゲール・オリベイラは12位。3番グリッドのジャック・ミラーは5番手走行中の5ラップ目6コーナーで転倒。
Home heartbreak for @jackmilleraus 💔
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The #43 has crashed out of 6th! 💥#AustralianGP 🇦🇺 pic.twitter.com/4059cqp0RB
チャンピオンシップ
総合2位アレックス・マルケスは13ポイントを加算。総合4位マルコ・ベッツェッキは3戦ぶり7度目の表彰台を獲得して、総合2位に対して100ポイント差から97ポイント差に接近。今季初めて総合3位に浮上し、2戦連続4度目の0ポイントに終わった総合3位フランチェスコ・バグナイアは総合4位に後退した。
次戦マレーシアGP
来週末の10月24日から26日に第20戦マレーシアGPがペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催。
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