第21戦ポルトガルGPの決勝レース(周回数21ラップ)は、11月9日現地時間11時15分からアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、ポールポジションのディオゴ・モレイラがホールショットを決めたが、4ラップ目にスタートで2番手に浮上した3番グリッドのコリン・ベイヤーに抜かれ2番手に後退。
12ラップ目にはコンマ8秒差まで広がったが、19ラップ目に抜き返し、第18戦インドネシアGP以来今季4勝目を挙げ、タイトル獲得に王手をかけた。
That was Diogo Moreira's Portimao Symphony 🎻#PortugueseGP 🇵🇹 pic.twitter.com/kngWTrV2gk
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 9, 2025
気温19度、路面温度24度のドライコンディションの中、今季2度目の1列目からスタートしたコリン・ベイヤーは4ラップ目から中量級21戦目で初めてトップを走行。ラスト3ラップに抜かれたが、0.090秒差の2位に入り、初表彰台を獲得すれば、9番グリッドのダビド・アロンソは1ラップ目5番手、3ラップ目4番手、5ラップ目3番手に浮上してトップ2を追走。0.492秒差まで接近して、第19戦オーストラリアGPから3戦連続5度目の表彰台となる3位を獲得。
5番グリッドのアロン・カネトは1ラップ目8番手に後退したが0.992秒差の4位。4番グリッドのバーリー・バルトゥスは1ラップ目10番手、2ラップ目11番手まで後退したが5位まで挽回。
7番グリッドのマヌエル・ゴンザレスは7.929秒差の6位。6番グリッドのダニエル・オルガド、16番グリッドのアルベルト・アレナス、13番グリッドのセナ・アギウス、18番グリッドのイサン・グエバラがトップ10入り。
グリッドを3つ降格するペナルティが科せられ、10番グリッドからスタートしたダニエル・ムニョスと15番グリッドのからスタートしたアロンソ・ロペスは11位と19位。
28番グリッドの國井勇輝は49.425秒差の23位。23番グリッドの佐々木歩夢は5ラップ目に転倒。2番グリッドのジェイク・ディクソンは7番手走行中の最終ラップに転倒。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのディオゴ・モレイラは25ポイントを加算し、総合2位マヌエル・ゴンザレスに対して9ポイント差から24ポイント差にアドバンテージを拡大。総合3位バーリー・バルトゥスは35ポイント差から49ポイント差となった。最終戦で逆転する可能性を失い、総合5位アロン・カネトは43ポイント差から55ポイント差の総合4位に浮上。