最終戦バレンシアGPの決勝レース(周回数20ラップ)は、11月16日現地時間11時00分からサーキット・リカルド・トルモで行われ、ポールポジションのアドリアン・フェルナンデェスが1ラップ目3番手に後退したが、2ラップ目トップの座を奪い返して、レースをリード。最後までポジションを維持し、86戦目で誰よりも早くチェッカーフラッグを受け、兄ラウール・フェルナンデェスが5年前に初優勝を挙げた舞台で初優勝を挙げた。
Absolutely FAULTLESS 👌@31AdriFernandez ends 2025 on a high! 🔥#ValenciaGP 🏁 pic.twitter.com/5dZ9hO46oq
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気温18度、路面温度19度のドライコンディションの中、9番グリッドの古里太陽は1ラップ目8番手に位置してトップグリッドで走行。0.109秒差の2番手でチェッカーフラッグを受けたが、最終ラップにトラックリミットを越えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて3位となり、初優勝を挙げた第20戦マレーシアGPから3戦連続5度目の表彰台を獲得。
6番グリッドのアルバロ・カルペは0.286秒差の3番手でフィニッシュラインを通過したが、古里太陽のペナルティにより2位。第19戦オーストラリアGP以来3戦ぶり5度目の表彰台を獲得すれば、17番グリッドのグイド・ピニは4位。
総合2位を争う2人、3番グリッドのマキシモ・キレスは5位。10番グリッドのアンヘル・ピケラスは6位。
4番グリッドのルカ・ルネッタはフォトフィニッシュの結果7位。2番グリッドのダビド・アルマンサはトップを走行していた2ラップ目にチームメイトと接触して8番手に後退すると、週末に刻んだ最速ペースを最後まで掴めずに8位。16番グリッドのヘスス・リオスと8番グリッドのバレンティン・ペローネはトップ10入り。
A bit of friendly fire between the @Le0pardracing duo and @DavidAlmansa22 drops to P8 📉#ValenciaGP 🏁 pic.twitter.com/sBcWBdrKkH
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5番グリッドのマルコ・モレリは9番手でゴールしたが、トラックリミットによる科せられたロングラップペナルティを消化しなかったことから3秒加算のペナルティが科せられて12位。12番グリッドのジョエル・ケルソは2ラップ目14コーナーで転倒した後、レースを続けて23位。24番グリッドの三谷然は19番手走行中の13ラップ目12コーナーで転倒。
チャンピオンシップ
総合2位アンヘル・ピケラスは10ポイントを加算。総合2位の座を維持すれば、総合3位マキシモ・キレスは7ポイント差。総合7位古里太陽は193ポイント差の総合8位。総合9位山中琉聖は総合9位でシーズンを終えた。