ホンダがコンセッションでランク『C』に昇格

最終戦で9ポイントが必要な状況の中、グランプリレースでルカ・マリーニが7位に進出して9ポイントを獲得

ホンダは、優遇措置のコンセッションシステムにおいて、最終戦バレンシアの週末に9ポイントを加算すれば、ランク『D』から『C』に昇格する条件の中、ティソ・スプリントでポイントを稼ぐことができなかったが、グランプリレースでルカ・マリーニが7位に進出。

昇格に必要な9ポイントを獲得したことから、多くの譲渡を失ったが、KTM、アプリリアと同等な条件で来シーズンを開始することになった。

コンストラクター部門で、ティソ・スプリントが始まった2023年から2年連続して総合5位。2023年は185ポイント、2024年は75ポイントしか稼げなかったが、第6戦フランスGPでヨハン・ザルコが2021年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来となる優勝を挙げ、第7戦イギリスGP、第17戦日本GP、第20戦マレーシアGPで表彰台を獲得。

Johann Zarco, CASTROL Honda LCR, Michelin® Grand Prix of France
Johann Zarco, CASTROL Honda LCR, Michelin® Grand Prix of France

ホンダ機『RC213V』の競争力がシーズンを通じて向上したことを証明。285ポイントを稼ぎ、総合4位に浮上した。

ホンダはランク『D』から『C』に昇格したことで、来年1月29日からペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催されるシェイクダウンテストにレギュラーライダーたちを参戦させることができなくなり、シーズン中のプライベートテストでは幾つかの条件が設けられ、技術面ではエンジンの基数と仕様、エアロボディの更新に制限が設定されるが、ワイルドカードの回数に変更がなく、年間で6回(サマーブレイク前まで最大3回)が維持される。

Joan Mir, Honda HRC Castrol, Motul Grand Prix of Japan
Joan Mir, Honda HRC Castrol, Motul Grand Prix of Japan

ランク『C』と『D』の違い

テストで使用可能なタイヤ本数:220本/260本
プライベートテスト:テストライダー/レギュラーライダー参加可能
テストサーキット:事前に指名した3つサーキット/どのサーキットでも走行可能
ワイルドカード:6回/6回
エンジン基数:7~8基/9~10基
エンジン仕様:凍結/自由
エアロボディ更新:1回/2回

オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録