ヤマハ発動機のファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハは、1月21日に世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市でもあるインドネシアの首都ジャカルタ市内のホテルで2026年のプロジェクトを発表。
ヤマハ発動機の代表取締役社長である設楽元文が出席、モータースポーツ統括部モータースポーツ開発部長の鷲見崇宏、マネージング・ディレクターのパオロ・パヴェジオ、チームディレクターのマッシモ・メレガリが登壇した後、起用6年目のファビオ・クアルタラロと起用3年目のアレックス・リンスが初採用『V4』エンジンを搭載する2026年型のヤマハ機『YZR-M1』を披露した。
ファビオ・クアルタラロ
「バイクに乗る準備は万端! チームローンチは、いつも新シーズンへの熱意とエネルギーが最高潮に達する瞬間。そして、インドネシアのファン以上に素晴らしく、応援してくれる観客は他にない。この新たな章の始まりにワクワクしている。『V4』エンジンは大きな変化。トラックでどのように進化していくのか、今から待ちきれない。ファンやメディアも大変興味を持っていると思う。冬の間ずっとハードなトレーニングを続けてきたので、全力を尽くす準備ができている。インドネシアのファンは素晴らしいので、ここはスタート地点としては最高の場所。 いつものように、彼らに誇りに思ってもらえるよう、全力を尽くそう!」
アレックス・リンス
「最初に、インドネシアを訪れるのはいつも楽しい。ここのファンは本当に特別な存在。昨年はシーズン終盤に勢いをつけ、インドネシアGPはおそらく最高の週末だっただろう。ここジャカルタでのチーム発表会でシーズンをスタートでき、モチベーションが高まっている。今日のファンと発表会で得たエネルギーを、2026年シーズンにも持ち込みたい。新しいバイクは僕たちにさらなる開発の機会を与えてくれるから、モチベーションが高まっている。これから多くの課題が待ち受けているけど、待ちきれない。オフシーズン中は、最初のテストから準備を整えるために懸命に取り組んできた。ヤマハにとって新しい時代が到来し、その一員になれることに興奮している。」
鷲見崇宏(ヤマハ発動機/MS開発部長兼ヤマハモーターレーシング社長)
「2026年はヤマハ『V4』時代の幕開けとなる年であり、エキサイティングな章の始まりとなりますが、日本のファクトリー、イタリアのヤマハモーターレーシング、ファクトリーチーム、そしてテストチームなど、プロジェクトに関わる全ての人々の規律やデータに加えて、献身が求められます。 昨年は3つのプラットフォームを並行して開発してきたことが今年の基盤となり、2027年型プロトタイプの開発を継続しながら、新型『V4』エンジンを搭載した2026年型『M1』の開発に集中することができます。 」
「すでにブレーキ安定性の向上、加速性能の向上、そしてロングランにおける安定したフィーリングなど、明るい兆しが見えています。シーズン序盤の成功は、結果だけで測られるものではありません。毎ラップごとに蓄積される知識が、前進の原動力となります。2026年に向けて、我々は開発スピードを加速させ、設計、テスト、そしてレースのシームレスに連携させ、この勢いと推進力を維持し続けることに注力します。我々は着実に勢いを増していくことを目指しており、結果は後からついてくるでしょう。」
パオロ・パヴェジオ(マネージング・ディレクター/チームプリンシパル)
「2026年はヤマハの変革を加速させる重要な年です。これはプロジェクトのテーマとして挙げる『ブルーシフト』の第2段階です。 発表した新型『M1』は、従来に比べて、はるかに大きな開発の余裕をもたらしてくれます。ラップごと、レースごとに、新型バイクの理解を深め、パフォーマンスを高めて行くシーズンを思い描いています。」
「インドネシアは、この新たな章をスタートさせるのに最もふさわしい場所です。世界で最も情熱的なモーターサイクルコミュニティの1つを擁する国であり、大規模なレーシングファンベースを有し、もちろんヤマハにとっても重要な市場でもあります。ディーラーミーティングと並行してチーム発表会を開催することは、ヤマハのビジョンにおけるこの地域の重要性を強調するものです。この地で感じるエネルギーと熱意は、我々を奮い立たせ、インスピレーションと来たる大きなチャレンジに立ち向かう力を与えてくれ、再び全22戦となる長いシーズンへのコミットメントを強めてくれます。」
「また、我々の旅を支えているパートナーシップについても触れたいと思います。モンスターエナジーは10年以上にわたり、ヤマハと共に様々なレース分野で信頼を寄せてきました。『MotoGP™』では2019年にタイトルスポンサーに就任し、まさにここジャカルタでその節目となる発表を行いました。このパートナーシップは、レースへの情熱とパフォーマンスの限界への挑戦という共通の情熱に基づいて築かれたものであり、共に、より多くの忘れられない素晴らしい瞬間を創り出していくことを目指します。」
「数週間以内にセパンでファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスが新しいバイクに乗る姿を見るのが待ちきれません。最初のテストは、冬の間に積み重ねてきた全ての作業が結集する瞬間であるため、常に特別ですが、完全に新しいプロジェクトがあるため、このプレシーズンはさらに特別です。」
マッシモ・メレガリ(チームディレクター)
「この2026年型バイクの発表は特別な瞬間です。なぜなら、ガレージ内だけでなく日本国内でも、多くの人々が何ヶ月にもわたって積み重ねてきた努力の結晶だからです。今年は技術面で大きな変化を迎えます。全く新しいプロジェクトのスタートは間違いなく、ガレージ内、特に今後のテストや開幕戦において、エキサイティングな雰囲気を生み出すでしょう。学習曲線は急勾配ですが、興味深いものがあり、メカニック、エンジニア、ライダー、全員が初日から同じ方向を目指します。」
アメリカのエナジードリンクメーカー、モンスターエナジーからタイトルスポンサーとして8年目の支援を受けるヤマハのファクトリーチームは、コンセッションシステムの優遇措置を利用して、1月29日からマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催されるシェイクダウンテストと2月3日からのオフィシャルテストに参加する。