アプリリア・レーシングは、2月2日に2025年から起用するマルコ・ベッツェッキとの間で2027年以降の契約に関して合意したと発表。2026年最初のオフィシャルテストが始まる前に複数年契約を締結した。
マルコ・ベッツェッキ
「さらに2年間契約を更新できたことがとても嬉しい。最初に契約を締結した初日から、長期的なプロジェクトを築くという目標を心に描いていた。チーム全体、そしてノアーレ全体からのサポートを得ることができて嬉しい。きっと彼らも僕と一緒に喜びを分かち合ってくれると思うし、僕も彼らに多くの喜びを与えたい。」
マッシモ・リボラ(アプリリア・レーシング最高経営責任者)
「契約更新は我々にとって最優先事項であったため、大変満足しています。契約締結を特に楽しい手段で祝いたいと考えていました。それは彼の性格にもぴったり合うと思います。我々は確固たる基盤を築き、歩んできました。彼が様々なオファーを受けていたにもかかわらず、我々と一緒に参戦することを選択してくれたことは、我々にとって大きな喜びであり、このチームの仕事ぶりと精神をさらに際立たせています。」
27歳のイタリア人ライダー、マルコ・ベッツェッキは2024年6月24日にアプリリアとの間で2025年からの複数年契約を締結。ファクトリーチームのアプリリア・レーシングから参戦すると、グランプリレースで3勝を含む9度の表彰台、ティソ・スプリントで3勝を含む6度の表彰台を獲得して総合3位に躍進。
結婚契約書
最終戦バレンシアGPのグランプリレースでシーズン3勝目を挙げ、総合3位を獲得した直後、トラック上で相方のアプリリア機、アルバローザ(アプリリアとの冒険は始めた頃に命名)にプロポーズしていたが、今回、条件、維持、競技面及び感情面での管理、そしてトラック内外での相互の権利と責任を規定する契約書に調印。
結果に基づく賞金及びボーナスを供給することにも同意したマルコ・ベッツェッキは、アルバローザと彼女の双子、そして全てのアプリリア・レーシング・プロトタイプに対するスポーツとして忠誠心に対する認識
タイヤ、セットアップ、ファイナルラップでのオーバーテイク、そしてレース戦略全般に関する決定は、常に合理性とトラックリミットの原則を遵守し、共同で実施され、トラック上で意見の相違が生じた場合、マルコの感覚が優先され、この場合、アルバローザは振動や横滑りによって異議を表明することができるが、トラクションコントロールの限界を超えることはできない。
本契約は署名日に発効し、複数年にわたり有効。マルコの場合、マルコがトラックを走行する意思がある限り、またアルバローサに関しては、アルバローサのインジェクターに燃料が流れている限り有効。
過去の判例に基づき、いかなる裁判所への訴えも強く避けるべき。
マルコは、アルバローサのエンジンマップやブレーキング時および加速時の特性など、アルバローサのあらゆる特性について熟知していることを表明し、アルバローサは、マルコのライディングスキル、フロントエンドの感度、そしてアクセルを緩めない姿勢を認め、マルコのライディングを受け入れる。
ライダー市場
2026年末に大多数のフルエントリーライダーたちの契約が終了することに加え、2027年に技術規則が大幅に改定されることから、ライダー市場は例年以上に注目が集まっている中、2025年9月にHRCとLCRとの間で契約期間を2年延長したヨハン・ザルコに続き、2027年の参戦が決定。フェルミン・アルデグエルは2024年1月にドゥカティ・コルセとの間で2年延長のオプションが加えられた2年契約を締結していることから、オプションが施行されるかどうかは発表待ち。
アプリリア所属2年目の目標
1月15日にイタリア・ミラノ市内のテレビ局で開催されたアプリリア・レーシングの発表会に出席したマルコ・ベッツェッキは、「一番の目標は良いスタートを切ること。昨年はシーズン序盤に苦しんだ。トップ5、トップ3、もしかしたらそれ以上を目指して、競争力のあるスタートを切れたら素晴らしいけど、焦る必要はない。落ち着いてテストを始め、集中力を保ち、バイクを楽しみたい。序盤の数戦を消化すれば、明確な目標を設定できるだろう。」
「このスポーツは常にプレッシャーがつきもの。遅いときは、その置いていかれる状況を恐れ、速いときは、勝つことを恐れる。結局、いつも重圧がある。もちろん、この立場にいられるのは幸運。レースを始めた頃からずっと夢見てきたことだから。でも正直なところ、周りにもチームにも素晴らしい人たちがいるから最高。当然、何が起こるかは分からないけど、今はあらゆることに前向きな姿勢で臨み、それを自分の強みにしようと努めている。簡単ではないことは分かっている。苦戦することもあるけど、それはプロセスの一部であり、ゲームの一部でもあるから、まずはスタートして、どうなるか見てみよう」と抱負を語っていた。
フル参戦10年目、プレミアクラス5年目を迎え、2月3日からマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される今年最初のオフィシャルテストに参加する。