「あのようなミスを繰り返さなくなるまでは、自分が候補だと思えない」

2002年以降3人目となる5連勝、2人目となる開幕戦から3連勝を達成したマルコ・ベッツェッキが121ラップ連続してトップで周回する新記録も達成

アプリリア・レーシングマルコ・ベッツェッキは、第3戦アメリカGPティソ・スプリントで2番手走行中の8ラップ目に転倒。ポイントリーダーから1ポイント差の総合2位に後退したが、グランプリレースは公式予選で走行ライン上を低速走行して他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションを2つ降格するペナルティが科せられ、4番グリッドからスタートしたが、1ラップ目1番手に浮上してレースをリード。

7ラップ目に1.1秒差のアドバンテージを広げ、開幕戦から3戦連続、昨年11月の第21戦ポルトガルGPから5戦連続となる優勝を飾り、ポイントリーダーに再浮上した。

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

「正直に言うと、こんな日になるとは全く予想していなかった。昨日の転倒の後で、集中力を保つのは簡単ではなかった。小さなミスが大きな結果を招く。酷いミスを犯してしまったから、悲しくて落ち込んでしまったけど、幸いなことに、チーム全員が僕のそばにいてくれ、プッシュを続け、働き続けるためのエネルギーを与えてくれた。」

「彼らはバイクを改善するために夜遅くまでピットで作業してくれた。信じられないほどに支えてくれたチームに感謝したい。こんな日になるとは思っていなかった。とても嬉しい。ずっと前から、好きなトラック。これまで一度も良い結果を残せたことがなかったトラックで、こんなレースができることを夢見ていた。素晴らしいレースをしたホルヘ・マルティンを嬉しく思う。この結果に相応しい走りだった。」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

歴史的な記録更新

「言葉で言い表すのは難しい。自分の気持ちをどう表現すればいいのか分からない。まさかこんなことが起こるとは思ってもいなかった。他のライダーと同じように、僕もこの結果を出すために一生懸命努力してきたけど、こんなことが起こるとは思いもよらなかった。いつも言っているように、地に足をつけていなければならない。結局のところ、これはただの数字に過ぎない。これからもそうあり続けたいから。」

全戦全勝

「そんなことは全く考えていない。どのライダーにとっても、それは夢のようなことだけど、今の自分はまだそのレベルに達していないと思う。常に競争力を維持しようと努力はするけど、スプリントで起きたようなミスは犯しやすい。あのようなミスを繰り返さなくなるまでは、自分が候補だと思えない。」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

「確かにレースの序盤は速くて力強い走りをするけど、まだまだやるべきことが沢山あり、改善すべきところが沢山ある。これから直面するであろう、あらゆる困難を乗り越えなければいけないし、地に足をつけていなければいけない。まだまだ先は長いから。」

自身の限界

「昨日のように無理をしすぎると... ギリギリのところ、紙一重なんだ。僕たちは常に限界ギリギリのところで走っている。『MotoGP™』バイクは限界まで性能を発揮するので、限界を見極め、それを超えないようにするのは容易ではない。このトラックはミスを犯しやすく、ブレーキング時に少しでも無理をしすぎてしまう傾向がある。レース中は終始非常に高い集中力を維持し、良いレースができることを知っていたから、ミスを1つも犯さないように心掛けた。」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

ペドロ・アコスタとの接触

「あのコーナーでは風が強かったので、かなり厳しい場面だった。ペドロがコースアウトするのを見て、イン側に進入したけど、顔を上げると近すぎていることに気づき、接触は避けられなかった。幸い、バイクが少し傷ついただけで、深刻な事態には至らなかった。」

「リアのウィングを失ったことで、ブレーキをかけた時、バイクの挙動がおかしいことに気づいた。いつものようにブレーキができなかった。特に燃料タンクが空になると、ブレーキングがうまく聞かず、リアタイヤが滑ってしまうことがあったけど、なんとか対処することができた。」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

アプリリアに加入してから6勝目、プレミアクラスで9勝目を挙げた27歳のイタリア人ライダー、マルコ・ベッツェッキは、昨年11月の第21戦ポルトガルGPからアプリリア史上初となる5戦連続の優勝を達成。

同時に2002年以降の『MotoGP™』時代でバレンティーノ・ロッシマルク・マルケスに次ぐ3人目、1949年以降では、ジェフ・デュークジョン・サーティースマイク・ヘイルウッドジャコモ・アゴスチーニミック・ドゥーハンバレンティーノ・ロッシマルク・マルケスに次ぐ史上8人目の快挙を達成。

開幕戦から3戦連続の優勝は、『MotoGP™』時代において、2014年のマルク・マルケス以来2人目。イタリア人としては、2001年のバレンティーノ・ロッシ以来。

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Red Bull Grand Prix of the United States

さらに、第21戦ポルトガルGPの1ラップ目から第3戦アメリアGPの最終ラップまでトップで周回を重ねたことから、ホルヘ・ロレンソが2015年の第4戦スペインGP(1ラップ目)から第7戦カタルーニャGP(最終ラップ)まで記録した『MotoGP™』史上最長の連続トップ周回数(103ラップ)を更新する121ラップを樹立した。

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