アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、10月29日にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットのメディカルセンターを訪問。5日前の第18戦オーストラリアGPティソ・スプリントで転倒した際に右手首橈骨を骨折したことからメディカルチェックを受けた結果、医師団から週末最初のセッションとなるフリープラクティス1に出走する許可を得た。
フリープラクティス1に出走した後、再度医学的な評価を受ける必要があり、そこで出走の許可が得られれば、週末残りのセッションに出走することができる。
ホルヘ・マルティン
「大丈夫。あの転倒の割には酷い状態にならずに済んだ。橈骨を骨折してから僅か5日後に、こうしてサーキットに来て、走行を試みることができることに感謝したい。さて、どうなるか見てみよう。」
「まずは体調を整えることが第一歩。実際にバイクに乗れるかどうかが、さらに大きな一歩となる。実際に走ってみてから、この週末をこのまま続けるかどうかを判断するつもり。競争力を発揮できるよう、体調を整えることに努めるけど、あの転倒の瞬間は、もちろん転びたくなかった。フィリップアイランドのトラックの中でも、あそこは転倒するには最悪のコーナーだと思う。手首の骨折だけで済んだのは幸運だったと言えるけど、本当に残念だったのは、素晴らしいバトルを繰り広げていて、何度も抜きつ抜かれつの展開をとても楽しんでいたから。」
「もしチャンピオンシップを争う状況でなければ、間違いなく、腕をギプスで固定して、4~5週間は安静にしていたはず。それが通常の治療だから。クアラルンプールで回復を少しでも早めようと、できる限りのことを試してきたけど、骨の治癒には、どうしても時間がかかってしまう。まだ骨折したままで、完治はしていないけど、手首が折れた状態でバイクに乗り、走行そのものを楽しみ、どこまで戦えるか試してみる。」
「ポルティマオの頃には、万全の状態になり、通常の走りができるようになるはず。マレーシアとカタールは、自分のコンディションがどうなるか全く読めないから、最後まで何が起こるか分からない。今はチャンピオンシップのことは考えない。ただレースがしたい。自分がどれだけ戦えるかを確かめたい。もし競争力があるのなら、まだ戦いの中に残れるだろう。そうでなければ、チャンピオンシップのことは諦めるしかない。」
「正直なところ、まずはバイクの上で回復具合を確かめたい。日を追うごとに良くなっている。腕はまだ完全には回復していないけど、動かせる範囲は広がっているし、筋力も戻ってきている。焦らず、一日一日様子を見ていくつもり。たとえ調子が万全でなくても、自分にできるかどうかを見極めるまで、挑戦し続ける。ただ、オーストラリアの時のような競争力を発揮できるかというと、そうではない気がする。」