プレスカンファレンス~「最後の手術を経て許容範囲まで回復し、情熱を楽しめるようになった」

シーズン10戦目の開催を前にマルク・マルケス、ペドロ・アコスタ、フランチェスコ・バグナイアがプレスカンファレンスに出席

第10戦オランダGPプレスカンファレンスは、6月25日にTT・サーキット・アッセンのプレスカンファレンスルームで開催され、総合4位マルク・マルケス、総合6位ペドロ・アコスタ、総合7位フランチェスコ・バグナイアが出席。発表された来季の所属先と期待を語った。

マルク・マルケス

「もちろん、ステップを踏んだということは、精神面では準備ができたと感じているということ。体調も良くなっている。このまま進歩を続け、2027年と2028年もドゥカティ・レノボ・チームと共に楽しめることを願っている。」

Marc Marquez, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Marc Marquez, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

「怪我をしていた時でさえ、ドゥカティが僕を信じてくれて、将来に向けて幾つかの提案をしてくれたことは、僕にとって非常に重要だった。それは大きな自信を与えてくれた。なぜなら、たとえ昨年チャンピオンになったとしても、最高の状態ではない時でも、彼らが僕を信じ続けてくれることは、ライダーにとって非常に重要なことだから。」

ペドロ・アコスタは最も若い才能の1人であり、非常に速いライダー。ドゥカティにとって非常に良い動きだと思うけど、今はこれ以上詳しく話すつもりはない。冬になったらじっくり話す時間があるし、何より、今のチームメイトであるペッコ・バグナイアには大きな敬意を抱いているから。」

Marc Marquez, Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Marc Marquez, Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

「これが僕にとって最後の手術になることを願う。そこから右肩と右腕の回復に向けて着実にステップアップしていきたいけど、アッセンは、たとえ体調が万全な状態だった時でも、苦戦するトラックだった。どうなるか見てみよう。まずはフリープラクティス1から始めて、一歩ずつ、どこまで到達できるかを見極めていく。もちろん、焦らずにじっくりと取り組む必要がある。当然、2連勝すればモチベーションは上がるけど、今はいつも以上に冷静に考える必要がある。これが僕にとって助けとなる。」

「確かに、1年契約の話はテーブルにあったけど、最終的に、このプロジェクトにとって最善だったのは2年契約だった。ドゥカティは常に第一希望。昨シーズンから話し合いを始めらけど、インドネシアの後に右肩の状態がどうなるかを知る必要があると言ったので、話し合いは一旦中断した。」

Marc Marquez, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Marc Marquez, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

「怖かった。手術を受けると必ず筋力が何%か低下する。5%程度の低下なら、それほど気にならないこともあるけど、それ以上に低下することもある。確かに、右腕の筋力は左腕に比べて徐々に低下した。だからこそ、将来については様子を見る必要があった。」

「もしこれ以上筋力が低下すれば、バイクに乗ることができなくなってしまうから。シーズン序盤は散々な結果だったけど、最後の手術を経て、ほぼ許容範囲まで回復し、レースを続け、情熱を楽しみ続けることができるようになった。」

Marc Marquez, Pedro Acosta, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Marc Marquez, Pedro Acosta, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

ペドロ・アコスタ

「週末は本当に厳しかった。毎日違う問題に直面して、何が起こっているのかを理解するのが難しかった。いずれにしても、今は僕の手に負えない状況。KTMは現状を把握し、早急に解決策を見出す必要があるけど、ザクセンリンクまでにはかなり難しい状況が続きそう。今は、ここで使えるパッケージで最高のパフォーマンスを発揮するにはどうすればいいのかを理解する必要があり、夏休み明けに、自分たちのレベルがどの程度なのかを確認しよう。」

Pedro Acosta, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Pedro Acosta, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

マルク・マルケスの経験について考える。彼はダニエル・ペドロサホルヘ・ロレンソバレンティーノ・ロッシといったレジェンドたちとレースをした、現在のグリッドで唯一のライダー。だからこそ、彼は彼らから多くの経験を学んだに違いない。もしかしたら、僕も学ぶことがあるかもしれない。」

「僕はまだキャリアの初期段階にいるので、この段階でレースの進め方やプレッシャーへの対処法などについて、彼は既に9つのタイトルを獲得しているベテランだから、十分な経験を持っていると思う。彼から何かアドバイスをもらえるかもしれない。」

フランチェスコ・バグナイア

「長期契約を強く希望した。このスポーツの世界では4年契約は長いように思えるけど、僕はこのプロジェクトを本当に信じているし、サポートも素晴らしいものだった。他にも選択肢はあったけど、アプリリアを強く希望した。というのも、何年も前から彼らと話し合いを続けていたから。毎年様子を見ようと言ってきたけど、ついにその時が来ました。イタリアのチームなら素晴らしい仕事ができると確信しているので、とても嬉しい。」

Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

「昨年は確かに困難だった。チームとして、アプローチや考え方が変わり始め、昨シーズンの半ば頃から決断を下し始めた。親しい友人同士でも、時には言い争いになることもあるけど、そうはならないと思う。普段からどのチームメイトとも良好な関係を築けているし、マルコ・ベッツェッキとは既に素晴らしい関係だから、きっと上手くいくと思う。まだ13戦が残っているから、ドゥカティでのキャリアを素晴らしい結果で締めくくりたい。」

Marc Marquez, Pedro Acosta, Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands
Marc Marquez, Pedro Acosta, Francesco Bagnaia, Press Conference, Tissot Grand Prix of The Netherlands

ライダーマーケット

ホンダ・LCR

- ヨハン・ザルコ(25年9月1日に26年からの2年契約を締結)

ドゥカティ・レノボ・チーム

- マルク・マルケス(26年6月23日に27年からの2年契約を更新)
- ペドロ・アコスタ(26年6月24日に27年からの2年契約を締結)

アプリリア・レーシング

- マルコ・ベッツェッキ(26年2月2日に27年からの2年契約を更新)
- ペッコ・バグナイア(26年6月25日に27年からの4年契約を締結)

2027 MotoGP™ Line-Up
2027 MotoGP™ Line-Up

ドゥカティ

2024年3月18日にフェルミン・アルデグエとの間で2025年から2年+2年の契約を締結し、1年目と2年目はサテライトチームのBK8・グレシーニ・レーシングから参戦。オプションが施行された場合は、3年目はファクトリーチームのラインナップが決定したことから、サテライトチームからの参戦となるが現時点で所属先は未定。

ヤマハ

2025年6月10日にトプラク・ラズガトリオグルとの間でオプション付きの契約を締結し、1年目はセカンドファクトリーチームのプリマ・プラマック・ヤマハから参戦。2年目の所属チームは未定。

ホンダ

2025年10月14日にディオゴ・モレイラとの間でオプション付きの複数年契約を締結し、1年目はサテライトチームのプロ・ホンダ・LCRから参戦。2年目の所属チームは未定。

Diogo Moreira, Pro Honda LCR, Monster Energy Grand Prix of Czechia
Diogo Moreira, Pro Honda LCR, Monster Energy Grand Prix of Czechia

ワイルドカード&代役ライダー

カストロール・ホンダ・LCRは靭帯を損傷した左膝の手術を控えるヨハン・ザルコの代役としてカル・クラッチローを第7戦イタリアGPから4戦連続の起用。

ヤマハは開発に向けて貴重なデータ収集を目的にテストライダーのアウグスト・フェルナンデェスをワイルドカードとして第4戦スペインGP、第6戦カタルーニャGPに続き3度目の起用。

Augusto Fernández, Yamaha Factory Racing Team, Estrella Galicia 0,0 Grand Prix of Spain
Augusto Fernández, Yamaha Factory Racing Team, Estrella Galicia 0,0 Grand Prix of Spain

第4戦スペインGPと第5戦フランスGPの転倒が原因で負傷した頚椎の手術を受けたことから第6戦カタルーニャGPから欠場するマリオ・アジの代役に指名され、第8戦ハンガリーGPから起用されるヤコブ・ルールストーンは継続参戦。

第9戦チェコGPの前にトレーニングアクシデントが原因で右手の第4中手骨基部と手根骨の1つである有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折したアロンソ・ロペスは手術を受けたことから欠場。急きょ代役として招集したミラン・パヴェレツは引き続き参戦。

第9戦チェコGPのプラクティスで転倒したバーリー・バルトゥスは左肩を脱臼し、靭帯を損傷したことから手術を受け、第10戦オランダGPと第11戦ドイツGPを欠場することになり、第5戦フランスGPで右手の薬指を骨折した後にシートを失ったホルヘ・ナバーロを指名。

第8戦ハンガリーGPの決勝レースで転倒したダビド・ムニョスは骨盤と左前腕(橈骨)を骨折したことから、ブダペスト市内の病院とバルセロナ市内の大学病院で手術を受けたことから欠場。第3戦アメリカGP、第9戦チェコGPに続き、マルコス・ウリアルテが代役として継続参戦する。

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