小椋藍がアッセンでプレミアクラス初優勝!

アプリリアが表彰台を独占、マルク・マルケス7位、マルコ・ベッツェッキ転倒

第10戦オランダGPグランプリレース(周回数26ラップ)は、6月28日現地時間14時00分からTT・サーキット・アッセンで行われ、ウォームアップ走行で2番手に進出した2番グリッドの小椋藍がホールショットを決め、1ラップ目3番手、2ラップ目4番手に後退したが、5ラップ目3番手に浮上して2.8秒差のトップを追走。

8ラップ目と15ラップ目にファステストラップを刻み、17ラップ目にリアのデバイスに問題が発生したが、18ラップ目にホルヘ・マルティン、20ラップ目にチームメイトのラウール・フェルナンデェスを抜いてトップに飛び出すと、22ラップ目に1.0秒差、24ラップ目には2.1秒差のアドバンテージを広げ、プレミアクラス28戦目で初優勝。

4952日ぶりの優勝

日本人ライダーとしては、2004年9月19日の第12戦日本GPで優勝を挙げた玉田誠以来7952日、21年と9か月ぶり。1975年の第2戦オーストリアGPで金谷秀夫が日本人として初優勝を挙げてから片山敬済、阿部典史、岡田忠之、宇川徹、玉田誠に続き7人目の勝者。

当地では中量級のタイトルを獲得した2024年以来2年ぶりに優勝。『Idemitsu Moto4 Asia Cup』の出身者としては初めてプレミアクラスで優勝を挙げ、総合5位から4位に浮上した。

Ai Ogura, SuperFile Trackhouse MotoGP Team, Tissot Grand Prix of the Netherlands
Ai Ogura, SuperFile Trackhouse MotoGP Team, Tissot Grand Prix of the Netherlands

アプリリア表彰台独占

気温29度、路面温度43度のドライコンディションの中、4番グリッドのラウール・フェルナンデェスは1ラップ目2番手、17ラップ目1番手に浮上。20ラップ目小椋藍に抜かれ、2.004秒差の2位でフィニッシュラインを通過し、開幕戦タイGP以来9戦ぶりの表彰台、今季の最高位を獲得。

ティソ・スプリントで1‐2位を獲得したスーパーファイル・トラックハウス・チームがグランプリレースで初めてワンツーフィニッシュを達成。

ポールポジションのホルヘ・マルティンはスタート直後の2コーナーで1番手を取り戻してレースをリードしたが、17ラップ目2番手、18ラップ目3番手に後退。3.512秒差の3位、3戦ぶり今季5度目の表彰台を獲得し、アプリリア勢が第5戦フランスGPに続く今季2度目の表彰台を独占。

ロングラップペナルティ後に4位

6番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは1ラップ目9番手まで後退したが、15ラップ目6番手に浮上。20ラップ目のシケインで4番手のマルク・マルケスを追い越す際に接触し、ショートカットしたことから、科せられたロングラップペナルティを24ラップ目に消化して4番手から6番手に後退したが、25ラップ目5番手、最終ラップ4番手に再浮上してドゥカティ勢の最高位となる9.315秒差の4位。12番グリッドのアレックス・マルケスは5位。

7番グリッドのマルク・マルケスは6番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを越えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて7位。

11番グリッドのエネア・バスティアニーニはドゥカティ勢を追走して今季のベストリザルトタイ、KTM勢最高位となる10.388秒差の6位。14番グリッドのブラッド・ビンダーは9番手でゴールしたが、タイヤプレッシャーの違反により16秒が加算されて11位。19番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは12番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを越えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて13位。

9番グリッドのファビオ・クアルタラロはヤマハ勢最高位の19.039秒差の8位。15番グリッドのアレックス・リンスは今季の最高位となる9位。18番グリッドのジャック・ミラーは12位。20番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスはタイヤプレッシャーの違反により16秒加算のペナルティが科せられたが順位変更はなく15位。

17番グリッドのルカ・マリーニはホンダ勢の最高位となる11位。13番グリッドのディオゴ・モレイラは14位。21番グリッドのカル・クラッチローは一度ピットレーンに戻ったがレースに復帰して1ラップ遅れの16位。

ポイントリーダー転倒

ウォームアップ走行で週末4度目の1番時計を刻んだ3番グリッドのマルコ・ベッツェッキは4番手を走行していた2ラップ目の15コーナーで転倒。

10番グリッドのジョアン・ミルは1ラップ目の10コーナーで転倒。プラクティスでの低速走行で他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられ16番グリッドからスタートしたフランコ・モルビデリは10ラップ目の3コーナーで転倒。

3人が失速リタイア

5番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは4番手走行中の15ラップ目に失速。8番グリッドのペドロ・アコスタは6番手走行中の13ラップ目に右前腕の腕上がり症状が原因で失速。昨年9月の第17戦日本GPから抱えていた問題を解消するために30日に手術を受けることになり、22番グリッドのトプラク・ラズガトリオグルは13ラップ目ピットレーンに戻ってリタイア。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのマルコ・ベッツェッキは3戦連続してグランプリレースでポイントを稼げず、7ポイント差の総合2位に後退し、総合2位ホルヘ・マルティンがポイントリーダーに浮上。総合3位ファビオ・ディ・ジャンアントニオは22ポイント差から16ポイント差に接近。

総合5位小椋藍は43ポイント差から25ポイント差の4位に浮上。総合4位マルク・マルケスは42ポイント差から40ポイント差の5位に後退。

Rider standings, Tissot Grand Prix of the Netherlands
Rider standings, Tissot Grand Prix of the Netherlands

RIDER OF THE RACE

世界で最もエキサイティングなスポーツを愛するファンがグランプリレースで最も傑出したパフォーマンスを見せたライダーを投票する『ライダー・オブ・ザ・レース』で小椋藍が初めて選出された。

シーズン11戦目

第11戦ドイツGPは2週間後の7月10日から12日にザクセンリンクで開催。

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