プレスカンファレンス~「チャンピオンシップ争いは混戦」

シーズン11戦目の開催を前にホルヘ・マルティン、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、小椋藍、マルク・マルケスがプレスカンファレンスに出席

第11戦ドイツGPプレスカンファレンスは、7月9日にザクセンリンクのプレスカンファレンスルームで開催され、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン、総合3位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、総合4位小椋藍、総合5位マルク・マルケスが出席。第10戦オランダGPを振り返り、明日開幕するシーズン11戦目の期待、来季新天地に移籍する抱負を語った。

ホルヘ・マルティン

「あまり深くは語りたくないけど、自分と家族、自分の将来にとって最善だと思う決断を下した。最初にドゥカティを選んだ時も、次にアプリリアを選んだ時も、今ヤマハを選んだ時も、それは同じ。どんな未来が待っているのか楽しみに待ちたい。規則の変更でバイクがどうなるかは予測が難しい。今はナイスなチャンスと大きな挑戦が待っている、この1年に集中したい。今は目の前のことに集中したい。」

Ai Ogura, Jorge Martin, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Ai Ogura, Jorge Martin, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

「体調は良い。ここ数日はできるだけレースのことを考えないように努めてきたけど、今週末に向けて最高のフィジカルコンディションで臨めるよう、多くのサイクリングやトレーニングを積んできた。好きなトラックだし、天気も良さそう。思いっきり楽しみたい。」

「このトラックでアプリリア機を走らせたことがないから、どんなレースになるか、どんな展開となるか予想もつかない。チームとは、いつも良い仕事をしていて、直ぐに方向性を見つけることができるから、今週末もそうなることを願う。ドゥカティ勢とは非常に互角な戦いになりそう。金曜日はバイクのセッティングを改善するためのテストに使いたいと思う。」

Jorge Martin, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Jorge Martin, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

「トラックによっては、自然に走れて、直ぐに自分のペースを掴めるところもあれば、そうでないところもあることに気づいた。目標は、どのトラックでも常に良いフィーリングを得ること。アッセンでは序盤は好調でトップを走ったけど、そのポジションを維持するだけのペースが足りなかった。その差を縮めなければ、いつかチャンピオンシップ争いに加わるチャンスが訪れた時に、戦うために必要な武器を揃えることができない。」

「正直言って、1位だろうが2位だろうが3位だろうが順位はどうでもいい。チャンピオンシップ争いは混戦。誰もが強い。どれだけ長くトップを維持できるか分からないから、あまり深く考えない。アプリリアと一緒に準備を続けたいだけ。前戦はスピードが足りないと感じた。トラックハウスの2人は僕よりもずっと速かったから、パフォーマンスを向上させる必要がある。ここでチャンスがあるかどうか見てみよう。」

Jorge Martin, Fabio Di Giannantonio, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Jorge Martin, Fabio Di Giannantonio, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「『VR46』を離れる決断は容易ではなかった。家族のような絆を築き、皆と深い繋がりを持つようになっただけに、ガレージで共に過ごした時間を忘れてしまうのは辛いことだけど、自分のことを考えなければならなかった。今の自分にとって、『KTM』に移籍することは最良の選択だったと思う。来年28歳。プレミアクラス5年目となった今、新たな挑戦を求め、ファクトリーチームを率いるには適切な時期だと考える。」

「僕たちは素晴らしい時期を迎えていると思う。最高のパフォーマンスとスピード、素晴らしい結果も出ている。グリッド上のトップライダーたちと競い合い、上位争いに加わっている。とはいえ、まだシーズンは半分を終えたばかり。先は長い。僕たちはあらゆる瞬間を喜び、改善できるところを研究分析し、それを実行に移すことに集中している。」

Fabio Di Giannantonio, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Fabio Di Giannantonio, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

小椋藍

「あまりにも多くのことがあるので、ここでは説明しきれない。ただ、自分にとって良いことだと考えて決断した。どれだけ強くなれるかは、これから分かるだろう。日本人ライダーとして、ファクトリーチーム、特に日本のメーカーのバイクに乗ることは本当に重要。 ホルヘ・マルティンのような強いチームメイトがいることも非常に重要。楽しみ。」

「今週末の目標はトップ6。ザクセンリンクはいつも難しいトラック。昨年はここでかなり苦戦した。」

Ai Ogura, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Ai Ogura, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

マルク・マルケス

「最大のライバル、あるいは一番心配なことは、自分の体調。それ以外はどうでもいい。確かに彼らは物凄く速いけど、最大のライバルは、次のレースで自分のレベルを上げ続けること。 」

「確かにアッセンでは、あるメンタリティで臨んだけど、ここではフリープラクティス1から始めて、自分のレベルがどこなのかを把握しようとする、全く異なるメンタリティで臨む。目標は表彰台争い。過去に好成績を残したトラックに来ると、37ポイントは当然のことのように思われがちだけど、もしそれができなければ、大惨事になる。それを受け入れる。絶好調で非常に速いライダーが3、4人いる。僕は再びゲームに加わる。ここで何が起こるのか見てみよう。」

Marc Marquez, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Marc Marquez, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

「確かに、ランキングでは僕の前に4人がいる。マルコ・ベッツェッキホルヘ・マルティンファビオ・ディ・ジャンアントニオは非常に速いけど、自分の考え方を貫き通す。3戦からのメンタリティを維持する。ここで素晴らしい週末を過ごせるかどうか見てみよう。」

「チャンピオンシップは誰にも大きなアドバンテージがないから混乱模様。マルコ・ベッツェッキが前半戦で最速だったけど、ホルヘ・マルティンがリードしているので、最高とは言えない。僕の戦いは違う。夏休み明けに体調がどうなっているのか見てみよう。」

Fabio Di Giannantonio, Marc Marquez, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany
Fabio Di Giannantonio, Marc Marquez, Press Conference, Liqui Moly Grand Prix of Germany

エントリー

第4戦スペインGPと第5戦フランスGPの転倒が原因で負傷した頚椎の手術を受けたことから第6戦カタルーニャGPから欠場していたマリオ・アジはメディカルチェックを受けて出走の許可を得たことから週末最初のセッション、フリープラクティス1で回復具合を確認。

第9戦チェコGPの前にトレーニングアクシデントが原因で右手の第4中手骨基部と手根骨の1つである有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折したアロンソ・ロペスの負傷代役として同グランプリの2日目から起用されたミラン・パヴェレツが3戦連続の参戦。

第9戦チェコGPのプラクティスで転倒した際に左肩の靭帯を損傷したバーリー・バルトゥスの負傷代役として第10戦オランダGPに続き、ホルヘ・ナバーロが2戦連続の参戦。

第10戦オランダGPの決勝レースで転倒した際に右足の2か所を骨折したダニエル・ムニョスは欠場。代役なし。

第8戦ハンガリーGPの決勝レースで転倒し他車と激突した際に骨盤と左前腕(橈骨)を骨折したダビド・ムニョスの代役として第9戦チェコGPから起用されたマルコス・ウリアルテは3戦連続4度目の参戦。

第10戦オランダGPの公式予選1で転倒した際に左手を負傷したルケ・モードレーは欠場。今シーズンからジュニア世界選手権に参戦する18歳のスペイン人ライダー、エドゥアルド・グティエッレスが代役として初参戦。

第10戦オランダGPの転倒した際に左手の第5中手骨を脱臼骨折した三谷然はスペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術を受けて今季初の欠場。代役なし。

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