第13戦アラゴンGPのプレスカンファレンスは、8月27日にモーターランド・アラゴンのプレスカンファレンスルームで開催され、総合1位ホルヘ・マルティン、総合2位マルコ・ベッツェッキ、総合4位マルク・マルケス、総合6位ラウール・フェルナンデェスが出席。第12戦イギリスGPを振り返り、明日開幕するシーズン13戦目の期待を語った。
ホルヘ・マルティン
「自分たちのスピードを証明したい。ここ2戦は浮き沈みの激しいジェットコースターのようなレースだったので、やるべきことは山積みだけど、シルバーストンで見せたスピードを再確認したい。明日はトップ5に入ることが重要。」
「ポイントリーダーであることはどうでもいい。週末がどのように進むかを見てみよう。重要なのは、準備万端で、力強く走れていると感じること。トレーニングも快適。前戦よりも調子が良いと感じる。」
「非常に、非常に難しいレースになるだろう。今はここで勝つかどうかはどうでもいい。もちろん挑戦はするけど、僕にとって重要なのは、自分の仕事に集中し、アプリリアと共にさらに向上し、シルバーストンの時と同じように自分がまだ競争力があることを再確認すること。それ以外は考えない。」
「いつも通り、トラックに出て自分の走りを確かめる。チームは僕のことをより深く理解してくれている。アプリリアで初めて走るトラックに到着した時、何を必要としているかをより的確に把握し、より良いセッティングを用意してくれるようになった。そのセッティングでスタートすれば、これまでよりも良い結果が出せるはず。だけど、モーターランドは独特なトラック。昨年は僕が最後にここに来た時よりもずっと速かったから、精神的に適応する必要がある。」
「追求していたフロントのフィーリングは格段に良くなった。安定性も向上している。もちろん、改善の余地は常にあり、今後も着実に前進したい。バイクの調子は非常に良く、どのトラックでも安定しているし、バランスも抜群に良い。明日ここで何が必要かを見極め、その方向に向けて作業を続ける。」
「小椋藍が手術後、無事に回復し、できるだけ早く復帰できることを願う。彼はグリッド上で最も強い1人。こういうことは起こり得る。実際、昨年は復帰を目指してトレーニング中に重傷を負った経験がある。最終的には、できる限り万全の状態でレースに臨むつもりで準備に取り組んでいるのに、こういうことが起きてしまう。」
マルコ・ベッツェッキ
「シルバーストンは良かったけど、非常にタフだった。一番辛いのは左膝。残念ながら、この怪我は回復に時間がかかるし、レースは痛みを和らげるには最適ではない。このトラックは好きだけど、ドゥカティ勢が速いだろう。マルク・マルケスは非常に速い。彼はどこでも速いけど、特にここでは速い。僕は自分の走りに集中する。他のライダーたちとは状況が違う。」
「後半戦は厳しくなりそうだ。肩の回復は順調。重度の骨折だったとはいえ、鎖骨の骨折。問題は膝。関節内に液体が溜まっているせいで、痛みが続いている。できる限り早く回復できるよう努力しているけど、これが現実。この状態と向き合うしかない。」
「イギリスGP後の1週間は痛みが激しかった。トレーニングは避けられず、自転車を試してみたけど、それでも痛みが残っている。バイクと比べて、自転車はずっと負担が少ないから、現実的に考えて、今週末は集中力を保ち、落ち着いて臨む必要がある。もちろん金曜日は重要。良い走りをして、集中力を高め、できるだけ多くのポイントを持ち帰れるようにしなければいけない。 」
「週末は体力を温存せざるを得ない状況。本当はそうしたくないけど、現実的にはそうするしかない。シルバーストンの時よりは良くなっているけど、それでも予想よりは悪い。」
「まるで膝の中にまだ傷が残っているような感じ。骨も含めて、傷口はひどく擦りむけていた。縫合してもらったけど、必要な洗浄以外にできることは何もなかった。素晴らしい処置をしてくれたけど、怪我の性質上、内部の損傷が治癒する必要があり、回復期間を伝いたいけど、伝えられない。 」
「エネア・バスティアニーニにとって、アプリリアにとっても、本当に嬉しいこと。彼は間違いなく、データや情報面で助けてくれる強いライダーだけど、同時に手強い相手でもある。」
マルク・マルケス
「チャンピオンシップに勝つ僅かなチャンスを掴むには、理論上は優勝候補であるトラックで、できる限り多くのポイントを獲得しなければならないのは事実。最大は37ポイントで、もし全てのポイントを稼げなくても、できる限りのポイントを獲得する必要がある。しかし、これはあくまで理論上の話。金曜日と土曜日に自分たちがどの位置にいるのか、アプリリア勢がどうなのかを見極める必要がある。全力を尽くし、週末をできる限り最高の形で乗り切り、日曜日に勝利を目指す。」
「シルバーストンでは、特に日曜日、いつものように走れなかった。トレーニングのおかげで、休暇明けには良いコンディションに戻れると思っていたけど、日曜日の朝起きた時には、無理だと悟り、無理をしないようにしなければならないと感じた。7回も手術を受けたことが原因。」
「腕については、できるだけ話さないようにしているけど、『インサイド・ドゥカティ』で話題になってしまい、また話題になってしまった。できる限り体調管理に努めている。あまり話したくないことだけど、1つだけ明らかなことがある。右腕は上腕骨から第7肩関節まで何度も手術を受けており、その影響は明らかということ。」
「身体が限界を迎える時は、精神力で補う必要がある。シルバーストンではアレックス・マルケスとファビオ・ディ・ジャンアントニオが僕よりも速かった。ドゥカティのライダーたちは、僕たちのバイクがアプリリアに匹敵するレベルにあることを証明している。残り22レース。僕たちは限界まで攻めることができる競争力のあるバイクを手に入れた。」
「ライダーは常に向上心を持つ。現状でも十分。少なくとも腕が突然動かなくなるようなことはなくなった。これは大きなこと。腕の疲れを感じるけど、シーズン序盤によく見られた集中力の低下による転倒はなくなった。今は以前よりもリラックスして、安定した走りができている。」