モンスターエナジー・ヤマハのアレックス・リンスは、9月10日に第14戦サンマリノ&リミニ・リビエラGPの開催を控えた中、ヤマハ発動機との契約が満了となる今シーズン終了後、モーターサイクルレースから離れることを宣言した。
30歳のスペイン人ライダーは、ホームレースとなった第13戦アラゴンGPを終了した時点で、通算246戦に参戦。プレミアクラスでの6勝を含む18度の優勝、58度の表彰台を獲得。キャリア15年目のシーズン終了後、新たな人生に踏み出すことを決意した。
「来年スーパーバイク世界選手権には参戦しない。2つの選択肢があり、僕に強い関心を寄せてくれたことに感謝したい。しかし、それ以上に僕のモチベーションを掻き立てる別のことを見つけた。数戦前に話題に上げたように、実はとても興味深いプロジェクトを考えているけど、まだ100%確定していないから、詳細を明かすことはできない。」
「決断は容易ではなかった。僕は人生の全てを、このチャンピオンシップに捧げ、数多くのバトルやレース、そして勝利を経験してきたから。およそ14年間という歳月を過ごしてきて、(シーズン終了後に)二輪レースから身を引くことを決めた。」
「辞めることへの寂しさはあるか、続けるべきか否か、あるいは他のチャンピオンシップに転向すべきか、そうしたことを自問自答してきた。これまでの人生の全てを捧げてきたから。これまでに成し遂げてきたことには満足している。『MotoGP™』での14年間、数多くの勝利や激闘を経験し、3つのクラスでタイトルを争う機会にも恵まれた。」
「レースは僕の人生の全てであり、結局のところ、それは単なるルーティンに過ぎない。人生を通して、レースのために準備をしてきた。今の状況は複雑で、確かにバイクの世界で活動を続けたいという気持ちを失ってしまった。」
「長年続けてきたことを、完全に止めてしまうことはできない。そうしたライダーもいるけど、モータースポーツの世界は人生そのもの。この数年間、カーレースに挑戦した。ジープを改造して友人と砂漠に行き、アイスレースにも参加した。血が流れているんだ。これからもトレーニングや練習を続ける。確実に言えるのは、二輪レースのキャリアは終わるということ。僕が見つけたのは二輪ではない」と今年12月に31歳を迎えるアレックス・リンスが人生の新たな一歩を踏み出すことを打ち明けた。